安博盒子第四代UBOX4を分解検討

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図3.内部全景

今まで日本のテレビとかムフフな動画鑑賞に我が家には無くてはならない 安博盒子PROS2に買い換えて引退した UBOX4 をバラしてみました。その技術的記録です。第四代UBOX4は、オクタコア搭載のいわゆるAndroid TV Boxで、2017年に発売されました。

図1.外観

図1.外観

本体裏面の各辺にこのようなツメでとまっているだけなので、これを各辺少しずつこじって開きます(ネジはありません)。

図2.裏面フタのツメ

図2.裏面フタのツメ

内部構造はとてもシンプル。基板は上部ケースに逆さに配され、下部のフタには放熱用と思われる金属板が貼ってあります(アルミホイル程度ではなく、立派な板です)。

図3.内部全景

図3.内部全景

基板の赤外線受信部コネクタ付近には、シリアルコンソール用のピンヘッダがハンダ付けされています。

図4.基板高解像度

図4.基板高解像度

ネジを3本外すと基板は外れます。下図左端の青いWiFi+BTのRTL8723BUには、アンテナ線がコネクタではなく直付けされていました。

図5.基板裏高解像度

図5.基板裏高解像度

せっかくなのでシリアルを覗いてみましょう。基板にマイナスとプラスは印字されているので、残るTX、RXを類推するだけなので簡単。次のようなピンアサインになっていることを突き止めました。尚、通信速度は115,200bpsです。

図6.シリアルピン配置

図6.シリアルピン配置

図7.母艦PCとシリアル接続

図7.母艦PCとシリアル接続

次のような起動の様子を拝むことが出来ました。

最後にプロンプトは出るものの、何を打っても応答がありませんでした。

 

今回バラしてみようと思ったのには、コピー機対策にハードウェア識別する何かチップ類が搭載されているのか、確認してみたかった為でした。しかし基板上にはいかにも!という怪しい部品は見当たらず。私の見る限りはそんな印象でした。

 

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