
GL-iNet GL-AR750S では普段、OpenWRTのGUIであるLuCI側のページしか見ていないのですが、久しぶりにGL-iNet謹製の基本ページを開いてみると、 Firmware 更新があるようなので、早速適用してみました。GL-iNetルータでは、システムがメーカーのレポジトリをチェックして、更新がリリースされていないかチェックしてくるので非常に便利。もちろん新しいFirmwareのダウンロードから適用まで進めることが出来ます。今回は3.024 -> 3.104へと更新しました。
但し、更新後いくつか気になったことがあり、以後同様のFirmware更新でも再現されると思われるので、以下にまとめます。
1. 自分で後から入れたパッケージは自動で入らない
Firmwareの更新直後、それまでに自分で入れたパッケージは全て未インストール状態にあります。但し、設定などは残っているので大丈夫。抜けてしまったパッケージは、GL-iNet基本ページのPluginを開くと自動で検出され、インストールを促されます。
OKを押すとインストールが始まり、あまり数が多い場合はバックグラウンドで処理が続きますが、ルータとしての基本的な機能は維持されたままなので安心です。慌てて再起動させたりせず、30分ほどそのままにしておきましょう。
ちなみに、インストールされているサービスの一覧を得るには、次のようなワンライナーを実行するのだそうです。ちょっと微妙なのと、サービスの状態を取得できないのは痛いです(statusオプションが存在しない)。
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for F in /etc/init.d/* ; do $F enabled && echo $F on || echo $F **disabled**; done |
さらに、入れたはずの「openssh–client」が復元対象から漏れていたことがありました。ただし、正しく復元される場合もあることから、やはり何らかの形でインストール済パッケージのリスト化は必要かもしれません。
2. 削除したはずのGuestアクセスが復活してしまう
WiFiのGuestアクセス機能をそのままにしておくのは気持ち悪いので、無効ではなく削除して運用しているのですが、Firmware更新後、Guest用SSIDや、付随するInterface、Firewall Zoneがごっそり復活してしまいます。粛々と削除するのみです。
3. 無効化したはずのサービスが復活してしまう
リソースを食いつぶす「gl_tertf」サービスはluci上のSystem -> Startup頁でDIsabledにすると共に、今動いている分もStopボタン押して停めてしまい、、OverviewでLoad Averageが落ち着いていることを確認します。