遠隔地でWiFi接続のRaspberry PiのWiFi交換修理

投稿者: | 2021年2月1日

遠隔地でやむを得ずWiFiのみで運用しているRaspberry Piに繋がらなくなってしまったので、遠隔修理してみました。

初代Raspberry PiにDVB-Tドングルを挿し、FlightAwareから配布されているPiAware入りのRaspbianシステムを入れ、窓際に置いて定点カメラや環境ステーションとしても活躍しているこの機器は、ルータからも遠い位置にあることからWiFiリピータを経て、USB接続のWiFiドングルのみでネットワーク接続していました。

図1.PiAware運用開始時の様子

図1.PiAware運用開始時の様子

あらためてモデルを確認、Raspberry Pi Model B Rev2 でした。

 

原因はWiFi USBドングル

ある日、Ping応答が不安定になり、再起動させてみると遂にはPingもタイムアウト。電源はスマートコンセントを介すことにより遠隔操作が可能で、このスマートコンセントもWiFi接続にもかかわらず、こちらは操作に問題が無いことから、設置場所におけるWiFiのカバレッジには問題は無いようです。

こうなると有人に頼るしかないので現地に寄ってもらった際、WiFiドングルとSDカードを外し、適当なWIndows10 PCに挿してもらいました。

図2.外されたWiFiドングルとSDカード

図2.外されたWiFiドングルとSDカード

まずWiFiドングルはデバイスマネージャにも全く現れません。不明なデバイスにもならないことから、既に電気的に死んでいる線が濃厚。このドングルはドライバ類のインストールが不要でRaspberry Piとの親和性の高いことで知られる、Buffalo WLI-UC-GNM(11bgn対応最大150Mbps, Ralink製チップ搭載)で、とても小さな筐体なので金属部分は触れない程に発熱することでも知られています。正常に動いていた当時のログは以下の通り。

 

他にシステム上に問題は無かったか、SDカードを読み取るべく、Win32 Disk Imagerを使って、ディスクイメージを作成しました。Image File欄に、出力イメージファイルをフルパスで入力し、Device欄でSDカードの2つあるパーティションのうち、FATでWindowsでも認識出来るBootパーティションに付与されているドライブ名を指定します。これでBootパーティションだけではなく、SDカード全体のディスクイメージを得ることが出来ました。更に圧縮してから手元へ転送、詳細な解析に臨みました。

図3.Win32 Disk ImagerによるSDカードイメージ作成

図3.Win32 Disk ImagerによるSDカードイメージ作成

障害当時のシステムログをトレースしてみますが、突然接続が切れたり、再接続したりを繰り返しているのみ。接続断を誘発する別の要因は見当たりません。

ファイルシステムに異常も無いことから、代替のWiFiドングルへ交換して解決を図ります。

 

IODATA WN-G300UAへ交換

代替品の絶対条件は、挿すだけで使えること。結局、Raspberry Piでの利用者の多さ、価格や入手性から、IODATA WN-G300UA (11bgn対応最大300Mbps, Realtek製RTL8192CU搭載)にしました。商品到着後、早速取り付けてもらいます。思ったより本体に厚みがある為、下のUSBポートに挿しているDVB-Tドングルのキャパシタに当たりそうでしたが、無事に挿して電源投入、挿すだけで再びWiFi接続することが出来ました。

図4.WN-G300UA装着して復帰したPiAware

図4.WN-G300UA装着して復帰したPiAware

I-O DATA Wi-Fi 無線LAN 子機 11n/g/b 300Mbps アンテナ型 WN-G300UA

早速、システムにどのように認識されているか確認してみます。

iwコマンドによりWiFi性能を確認しましたが、対応していないはずの5GHz帯の表記があるのがちょっと怪しみ。

そしてネットワーク接続情報は以下の通り、信号強度-54dBmとまずまずの感度で安定した接続が確立されていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA