Raspberry Pi Zero W に DietPi を入れて軽量デスクトップ環境を構築 後編

投稿者: | 2021年4月8日

これまで Raspberry Pi にはいつもRaspberry Pi OSを入れて、ヘッドレス運用を常としていました。試したい液晶用に今回、Raspberry Pi Zero W に軽量と言われている DietPi を入れ、軽量デスクトップ環境 LXDE を試してみる、その後編です。
前回、DietPi-Configによる初回起動時の設定を一通り確認し、WiFi設定も保存した状態で再起動しました。

DietPi 基本設定

再起動後、有効になったWiFiによりネットワーク有効となったシステムは、ログイン後有無を言わさずアップデートが自動で走ります。v6系だったDietPi自身のv7へのメジャーアップデートも含まれていたことから、30分ぐらいの作業でした。

続く基本設定では、VS Codeレポジトリの削除、システムパスワードの変更、シリアルコンソールの無効化、匿名データの削除を行い、基本的なセットアップは完了です。

図01.基本設定遷移

図01.基本設定遷移

DietPi-Configでの基本設定が終わると、その上位のDietPi-Softwareメニューに遷移します。デフォルトでインストールされているSSH Serverは軽量も最低限の機能しか持たないDropbearですが、もしSCPやSFTPを使いたい場合はメニュー中ほどにある、SSH Server設定項でOpenSSHへ変更が可能です。

図02.DietPi-Software SSH Server項

図02.DietPi-Software SSH Server項

再びDietPi-Softwareメニューに戻ります。デスクトップ環境などを特に必要としない場合は、これ以上追加するソフトウェアは無いので、下端のInstallを選んでミニマル構成でセットアップを進めれば終わりです。

図03.DietPi-Software ミニマル構成で進める場合

図03.DietPi-Software ミニマル構成で進める場合

LXDEデスクトップ環境導入

今回はデスクトップ環境が目的なので、Software Optimised項にてLXDEを選択状態にしてから、Installへ進みます。

図04.DietPi-Software Software Optimised項

図04.DietPi-Software Software Optimised項

図05.LXDE選択状態で進めるインストール確認画面

図05.LXDE選択状態で進めるインストール確認画面

ミニマル構成の時とは異なる確認画面の後、インストールが始まります。WiFi経由と言うこともあり、パッケージのダウンロードからインストール完了してプロンプトが戻って来るまで30分程度かかりました。途中、GPUメモリの割当を増やす必要がある旨の確認がありました。

図06.GPUメモリ割当変更確認

図06.GPUメモリ割当変更確認

プロンプト状態になったら、一度再起動します。

X server エラー対応

再起動ログイン後、startxしてみるとエラーでX serverは起動失敗してしまいました。

図07.X serverエラーで起動失敗

図07.X serverエラーで起動失敗

画面にはエラーの具体的な情報は表示されないので、促されるままにログを確認してみます。

この「Failed to load module “fbdev” (module does not exist, 0)」で調べてみると、既知の不具合として既に挙がっていて、対処法まで提示されていました(Great Tnx!!)。早速実行してみます。

LXDEデスクトップ起動

再起動後、再びstartxしてみると、やや真っ黒な画面で待たされる時間が長いのですが、デスクトップ画面が表示されました。

図08.DietPiのLXDEデスクトップ画面

図08.DietPiのLXDEデスクトップ画面

最後にDietPi-ConfigのAutoStart Optionに戻り、起動時のランレベルを「2: Automatic Login」へと変更します。

図09.DietPi-Config AutoStart Option

図09.DietPi-Config AutoStart Option

図10.DietPi-Config オートログインユーザ選択

図10.DietPi-Config オートログインユーザ選択

再起動後、ログインされたLXDEデスクトップ画面が表示されました。軽量デスクトップの気になるリソース消費を簡単に確認してみます。

ちなみに同じく軽量デスクトップとして人気のLXQtを採用した場合のリソース消費は次の通りでした。

図11.LXQtデスクトップ画面

図11.LXQtデスクトップ画面

さぁこれでRaspberry Pi Zero Wのデスクトップ環境は整いました。次回は話題のツイ廃液晶を繋いで出力してみたいと思います。

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