CrystalDiskMark 代替の KDiskMark(Linux) と AmorphousDiskMark(macOS)

投稿者: | 2021年6月15日

ディスクベンチマーク の定番ソフトと言えば CrystalDiskMark ですが、当然Windows向けなことから、それ以外のOSで同様のベンチマークを取得するツールとして、 Linux では KDiskMark 、 macOS では AmorphousDiskMark を比較してみました。

KDiskMark (Ubuntu) のインストール

KDiskMarkはLinux向けのディスクベンチマークツールで、見た目や計測手法がCrystalDiskMarkに近いので、ディスクパフォーマンスを相対的に比べるのにも良さそうです。

Ubuntu 18.04へは、aptパッケージマネージャに公式レポジトリを追加してから、インストールします。

追加パッケージの量はインストール環境により差異があるかも知れません。

 

AmorphousDiskMark (macOS) のインストール

AmorphousDiskMarkはmacOS向けのディスクベンチマークソフトで、その見た目や計測方法は本家公認の元、CrystalBenchMarkを模していているそうです。これを以前、VMware Fusionを試用してみた岡持ちMac Pro (Mid2010)で試してみます。インストールはApple Storeから。

図01.AmorphousDiskMark on App Store

図01.AmorphousDiskMark on App Store

早速計測してみたのですが、結果の特に書き込みの低さにびっくりしました。

図02.APPLE SSD TS512C 結果

図02.APPLE SSD TS512C 結果



そこで、あらためて使われているSSDについて調べてみたところ、てっきりSATA-IIIと思い込んでいたSSDは、SATA-IIであることが判明。その割に使っている限りでは全く遅さを感じません。

ちなみに計測結果は ⌘+C によりクリップボードに格納されるので、テキストエディット上で⌘+Vして貼り付けることが出来ます。このときTextEditの編集モードにより、その振る舞いに違いが出ることに注意が必要です。

  • リッチテキスト       →  PNG画像として貼り付け
  • シンプルテキスト →  テキストとして貼り付け
図03.TextEdit Rich vs Simple

図03.TextEdit Rich vs Simple

本家CrystalDiskMarkのように、計測結果をテキストファイルとし保存する機能は、このアプリ自身には備わっていません。

 

Windows x Ubuntu デュアルブート機で比較

以前、社外品SATA SSDに載せ替えたSony Vaio VPCSA26GGは、1つのSSDにWindows 10とUbuntu 18.04と言う、2つのOSが載っていることから、今回のCrystalDiskMarkとKDiskMarkのベンチマーク比較には理想的です。ちなみに搭載されているSSDは、次のような平凡なSATA SSDです。

まずWindows 10でCrystalDiskMarkを走らせた結果は、このようになりました(ベンチマーク所要時間15〜20分程度)。

図04.VPCSA26GG Windows10 CrystalDiskMark

図04.VPCSA26GG Windows10 CrystalDiskMark



続いてUbuntu 18.04から起動し、KDiskMarkの実行結果です(ベンチマーク所要時間30分)。

図05.VPCSA26GG Ubuntu 18.04 KDiskMark

図05.VPCSA26GG Ubuntu 18.04 KDiskMark



CrystalDiskMarkでは、実行結果をキャプチャ画像として、もしくはテキスト形式で保存することが出来ますが、KDiskMarkではテキスト形式のみです。但し、Linuxではスクリーンショットツールで簡単にウィンドウ単位のスクリーンショットを撮ることが出来るので、全く問題は有りません。

 

Windows PCをUbuntu Bootable USBからブートして比較

次に以前、WiFiやCPUを換装したSony Vaio VPCF135FGは、ストレージも既に中華安物SSDへ交換してあったので、ディスクベンチマークを計測してみます。先ずはSSD内蔵のWindows 10で走らせた、CrystalDiskMarkのベンチマーク結果から(ベンチマーク所要時間10〜15分程度)。

図06.VPCF135FG Windows10 CrystalDiskMark

図06.VPCF135FG Windows10 CrystalDiskMark



このPCはWindows 10のみなので、別途、次のようなUbuntu 18.04が入ったUSBメモリからブートして、

図07.Ubuntu 18.04 Bootable USB Stick

図07.Ubuntu 18.04 Bootable USB Stick

KDiskMarkを走らせるのですが、ここではターゲットとして必ず内蔵SSD内の適当なフォルダを指定します(さもないとUSBメモリのベンチマークを計測することに)。そのため、内蔵SSDを予め読み書き可能な状態でマウントしておく必要があります。

ベンチマーク実行結果は以下の通りでした。

図08.VPCF135FG Ubuntu 18.04 KDiskMark

図08.VPCF135FG Ubuntu 18.04 KDiskMark



どうもCrystalDiskMarkと比べ、KDiskMarkの方が計測中は高い負荷が感じられ、概ね計測に30分程度は要する印象です。

 

UbuntuからNTFSパーティションが読取り専用となる場合

ディスクのベンチマークには当然、ディスクに対する書き込み権限が必須なことから、UbuntuにはNTFS-3Gを入れ、NTFSパーティションを読み書き出来るようにしてあるつもりですが、時に読み取り専用でしかマウント出来ないことがあります。ノートPCでよく発生するこの現象について調べ、こちらのフォーラムの回答の中に登場する ntfsfix  を試してみます。

ハイバネーションを設定した記憶は無いのですが、読取り専用でマウントしたCドライブには確かに、 fiberfil.sys  がいます。

図09.ntfs Mounted Read-Only due to Hibernation

図09.ntfs Mounted Read-Only due to Hibernation

別のフォーラムによるとこれはWindows 10が高速スタートアップの為に使うらしく、Windows 10の設定からこの機能を無効にするよりも、管理者権限で開いたコマンドプロンプトから次のコマンドを実行して、高速スタートアップ(Fast Startup)を無効にするのが、一番確実なようです。

Windows 10でコマンドプロンプトを管理者モードで開くには、Windowsアイコンをクリックしてメニューを開いた状態で、 cmd と打ち込んでコマンドプロンプトを検索ヒット、右側で「管理者として実行」をクリックするのが簡単です。

図10.Open Admin DOS Prompt

図10.Open Admin DOS Prompt

このコマンドは実行しても、このように特に戻り値のようなものはありません。

図11.Disable Hibernate

図11.Disable Hibernate

コマンド実行後、Windowsをシャットダウンさせてから、再びUbuntuの入ったUSBメモリからブートして、内蔵SSDのntfsパーティションをマウントしてみると、今度は読み書き可能な状態でマウントされました。この状態でKDiskMarkのターゲット先に指定することが可能になります。

図12.ntfs Mounted RW

図12.ntfs Mounted RW

尚、設定を変えずに一時的にハイバネーションを無効にしたい場合は、Shiftキーを押しながらシャットダウンボタンをクリックするという方法もあるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA