Oracle Cloud Free Tierに申し込んでみた

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図9.ホーム画面

Arm がラインナップに加わって話題の Oracle Cloud Free Tier で、開発者が無料で利用することの出来る Always Free アカウントの登録手続き遷移の記録です。

Oracle Cloud InfrastructureのラインナップにArmが加わったとの記事を読み、初めてOracle Cloudの無料枠であるFree TierやAlways Freeのことを知りました。数年前にさくらのVPSでMastodonサーバを建てて以来、クラウド・VPSを触る機会が無かったため、しばらく見ない間にどんなことになっているのだろうと他社の最近の動向を検索してみましたが、期間限定の無料枠や、サーバレスコンピューティングの無償は有りますが、やはりOracleは群を抜いて頑張っている印象です。

アカウント基本情報

アカウント作成はまず、国地域、姓名、メールアドレスと言った基本情報から。入力を終えたら「電子メールの検証」ボタンを押して、確認メールを待ちます。

図1.アカウント基本情報

図1.アカウント基本情報

Oracleからの認証メール内の「Click Here」ボタンリンクを押すと次のようなページに飛び、登録作業を続けることが出来ます。ここではログイン時に使うパスワードと、クラウドアカウント名を設定する他に、ホーム・リージョンを決めます。

図2.アカウントメール認証後

図2.アカウントメール認証後

ホーム・リージョンについて

このホーム・リージョンは文字通り、自分が主とするデータセンタのことで、一度設定したら変えることは出来ないことに注意が必要です。ホーム以外のリージョンへ、仮想マシンなどを設置することも可能ですが、有償のSubscriptionが必要です。アジア・パシフィックには本記事執筆現在、以下のリージョンがラインナップされています。

図3.Asia-Pacific Regions

図3.Asia-Pacific Regions

尚、一部のリージョンではキャパが限界に達していて、仮想マシンを作りたくても空き待ちなどと言う声が、東京リージョンでもちらほら聞こえて来ます。

図4.Home Region Choise Tip

図4.Home Region Choise Tip

ということで今回は、大阪をホーム・リージョンにしてみます。

 

住所情報

次は住所情報です。その先の支払検証でクレジットカード情報を押さえられてしまうので、その情報との整合性が取れているような情報に留意しました(但し、使用者と支払者が異なることはよくあることなので、そこまで神経質になる必要は無いのかも)。ちなみに入力した電話番号へSMSで確認のようなことは有りませんでした。

図5.住所情報

図5.住所情報

支払検証

使っていると度々遭遇する「アカウントのアップデート」、有償への地雷に紐付けられるクレジットカード情報をここで登録しなくてはなりません。注意書きにも記されていますが、入力したクレジットカード情報の検証時に、US$1.00相当額の少額決済が一瞬掛かったのを、カード会社から通知を受けましたが、決済履歴には残っていなかったので、文言通りの信用照会だったようです。

図6.支払検証

図6.支払検証

決済情報の登録・検証を済ませ、ページ一番下の同意にチェックを入れれば、いよいよFree Tierの使用開始です。

図7.支払検証完了

図7.支払検証完了

Oracle Cloud ホーム画面

設定中のクルクル画面数秒を経て、めでたくホーム画面を見ることが出来たのですが、開始直後はまだ全て整ったわけではなさそうで、付与された全機能を問題無く使えるようになるには、完了通知メールを待たなくてはならないようです。

図8.開始直後のホーム画面

図8.開始直後のホーム画面

それから約4時間後、完了通知メールが届いたので確認してみると、今度は特に通知文言の無い、通常のホーム画面になっていました。

図9.ホーム画面

図9.ホーム画面

次回は、こちらの公式チュートリアルを参考に、仮想インスタンスにNextcloudを入れ、無料枠の100GBブロックボリュームを活かした、「自分クラウドサービス」を構築したいと思います。

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