Oracle Cloud Always Free で組む Nextcloud 自分用オンラインストレージ

投稿者: | 2021年7月22日

先日使えるようにした Oracle Cloud の無料枠 Always Free で使えるリソースには、仮想インスタンスの他、ストレージやデータベースなども含まれています。そして今回は、前回作成したインスタンスにブロック・ボリュームを組み合わせ、 Nextcloud による自分用のオンラインストレージを立ち上げたいと思います。

Always Freeのストレージ上限

Oracle CloudのAlways Freeで利用可能なリソースは、こちらの公式ドキュメントで確認することが出来ます。

図01.Always Free Resources - Block Volume

図01.Always Free Resources – Block Volume

ストレージは200GBまで使えますが、これは今回これから作ろうとしているブロック・ボリュームの他に、ブート・ボリュームと呼ばれる、インスタンスのOSが入っているストレージも含まれるので注意が必要です。更に英文ドキュメントを読み解くと、このブート・ボリュームのサイズは最低50GB必要と明記されているので、ブート・ボリュームを削ってブロック・ボリュームへより多くを割り当てる、という手も使えません。まとめると、

  • ブロック・ボリュームとブート・ボリューム併せて計200GBまで
  • インスタンスのブートボリュームは最低50GB

管理画面のダッシュボードにこうしたリソースの利用状況を可視化してくれると気付きやすいのですが、不注意で課金領域に入ることを期待しているのでしょうし、これはユーザが日頃気をつけるしかありませんね。

 

ブロック・ボリュームの作成

左上のメニューを【ストレージ→ブロック・ボリューム】と進みます。

図02.ストレージ メニュー

図02.ストレージ メニュー

ブロック・ボリュームのページで「ブロック・ボリュームの作成」ボタンをクリックすると、ページ右から作成フォームが出てきます。

図03.ブロック・ボリュームの作成デフォルト

図03.ブロック・ボリュームの作成デフォルト

作成フォームの上半分は基本事項。後で識別しやすい名前を入力した後、容量がデフォルトで50GBなのでこれをカスタムで100GBに変更する程度で、パフォーマンスは「バランス」を維持したままで触りません。

図04.作成フォーム基本事項

図04.作成フォーム基本事項

続く作成フォーム後半は、バックアップやレプリケーションに関する項目などで、デフォルトのまま「ブロック・ボリュームの作成」ボタンをクリックします(バックアップの機能はいずれ試してみたいところです)。

図05.作成フォーム付随事項

図05.作成フォーム付随事項

数秒でブロック・ボリューム出来上がりました。

図06.ブロック・ボリューム完成

図06.ブロック・ボリューム完成

インスタンスへアタッチ

次にこのブロック・ボリュームを前回作成したArm構成のインスタンスへアタッチします。インスタンスの詳細の左下方のリソースメニューにある、「アタッチされたブロック・ボリューム」を開いて、新たにアタッチするボリュームを設定します。右から設定フォームが開くので、アタッチメント・タイプをiSCSIに、ボリュームは先ほど作成した名前のブロック・ボリュームを選択します。

図07.ブロック・ボリュームのアタッチ

図07.ブロック・ボリュームのアタッチ

設定フォームでは続いてアクセスモードを選ぶ項目がありますが、デフォルトの読取り・書き込みとします。その下にある共有可能モードはかなり興味深いので、いずれ試してみたいです。

図08.ブロック・ボリュームへのアクセスモード

図08.ブロック・ボリュームへのアクセスモード

こうしてアタッチ済となったブロック・ボリュームが一覧に表示されるので、その右の「︙」を押してiSCSI情報を確認します。

図09.アタッチされたブロック・ボリューム

図09.アタッチされたブロック・ボリューム

表示されiSCSI情報のうち、「接続のためのコマンド」を次項で使うのでコピーしておきます。

図10.iSCSIコマンドおよび情報

図10.iSCSIコマンドおよび情報

ちなみにブロック・ボリューム側からも、アタッチされたインスタンスを次のように辿ることが出来ます。

図11.アタッチされたインスタンス

図11.アタッチされたインスタンス

インスタンスのシステム内でマウント

前回、Ubuntu20.04でセットアップしたインスタンスへsshで入り、アタッチされたブロック・ボリュームをiSCSIデバイスとしてマウントします。まずは先ほどコピーしたiSCSIコマンドを流し込みます。

/dev/sdb として認識されたので、パーティションを作成し、ext4でフォーマットします。

生成されたパーティションのUUIDを調べたら、マウントポイントを作成し、 /etc/fstab へ永続的なマウントを記述します。

インスタンスを再起動後、ブロック・ボリュームがマウントされていることを確認出来ました。

 

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