Youtube や TVer 向けダウンローダとしての Clipgrab と youtube-dl

投稿者: | 2021年8月12日

Ubuntuで Youtube 動画のダウンロードに使っている ダウンローダ ー、 ClipGrab で指定した画質で取得出来ていない動画があり、 youtube-dl を使った解析と、フォーマット指定でのダウンロードと、さらに TVer からのダウンロードも試してみました。

ClipGrab on Ubuntu

Youtubeを始めとする多くの動画サイトに対応したダウンローダとして、Linuxで使えてGUIがシンプルで使いやすいClipGrabをずっと使ってきました。Ubuntu 18.04では以下の要領でLaunchPadの公式レポジトリを登録してインストールしました。

ですが、既にレポジトリの更新は廃止しているようで、ver.3.8.10で止まっています。この手のダウンローダは刻々と変わる動画サイト側の仕様に対応すべく、常に最新にしていないと機能しません(下図はレポジトリ版でエラーになる様子)。

図1.ClipGrab v3.8 エラー

図1.ClipGrab v3.8 エラー

AppImage版ClibGrab

最新版のClipGrabは公式サイトより、各プラットフォーム向けインストーラをダウンロードすることができ、Ubuntum向けにはAppImage版と言う、既にインストールされているソフトウェアの依存関係から独立した、Sandboxのような形で配布されているので、これをダウンロードして実行権限を付与し、ダブルクリックするだけでアプリが開きます。

公式サイトが何故か2つあり、言語によってドメインを分けているようですが、どちらからでも同じバージョンをダウンロードすることが出来ます。

図2.ClipGrab clipgrab.de 日本語サイト

図2.ClipGrab clipgrab.de 日本語サイト

図3.ClipGrab clipgrab.org 英語サイト

図3.ClipGrab clipgrab.org 英語サイト

ちなみにこのAppImage版の難点はファイルサイズで、システムにインストールしていた頃のバイナリと比べ、何十倍のファイルサイズになってしまいます。

使い方は簡単で、動画ページのURIをClipGrabに貼り付け、ダウンロード可能な動画解像度を選んだら、ダウンロードボタンを押すだけです。

図4.ClipGrab AppImage版 v3.9.6 実行例

図4.ClipGrab AppImage版 v3.9.6 実行例

普段これで問題なく快適に使えたのですが、ある日ダウンロードした動画がHD1080P指定したはずが、再生してみるとどうみても画質がかなり低くてギザギザに。

 

youtube-dlのインストール

そこで試してみたのがこのyoutube-dlです。その名の通りこちらもYoutubeを始めとする主要な動画サイトから、動画をダウンロード出来るツールなのですが、ClipGrabと違ってGUIは用意されておらずCLIで操作します。そしてこちらもLinuxのみならずさまざまなOSで動作するよう作られています。

インストールは、Pythonで組まれたバイナリを公式サイトからダウンロードして実行に必要な権限を付与するのみ。

その他、各プラットフォーム向けのインストール方法や、オプションの使用法について、GitHubのプロジェクトページに詳しく解説されています。

そしてダウンローダの要とも言えるアップデートは、専用のオプションを付けて実行します。

ちなみに apt パッケージマネージャからもインストール出来ますが、こちらは少し古いバージョンでした。

比較的最近のUbuntuでは、Python2が入っておらずPython3のみ入っているものの、デフォルトでは python コマンドが python3 にリンクしていないので、youtube-dlの実行前に以下の要領で確認、

必要であれば python-is-python3 をインストールします。

尚、youtube-dlは別途ffmpeg(もしくはavconv)が必須なので、実行時に次のようなエラーが挙がった場合は、確認してみてください。

 

youtube-dlの使い方 : Youtube

先ほどClipGrabで画質が低くなってしまったYoutube動画について、早速youtube-dlを試してみます。まず、動画で利用可能な映像・音声フォーマットの一覧を取得してみます。

ここで行末に (best) と付与されている設定が、明らか低画質であることに気付きました。このままダウンロードしてしまうとおそらく設定が適用されてしまうので、高画質で取得したい場合は -f オプションでコード指定する必要があります。

次のように指定すると、webmではなくmp4形式に変換出力されるのですが、正常に再生出来ないことがあるので、ダウンロードと変換は別個に実行した方が良さそうです。

 

youtube-dlの使い方 : TVer

youtube-dlの対象動画サービス一覧にTVerがあるのを見つけ、試してみることにします。日本国内ではブラウザで高画質なコンテンツを簡単に閲覧出来るTVerも、海外からは当然、Geo Restrictedエラーにより閲覧不能です。

図5.TVer Geo Restricted

図5.TVer Geo Restricted

youtube-dlには、このGeo Restricted回避の為のオプションも用意されていますが、

実はこうしたオプションを付与せずとも、youtube-dlから普通にダウンロード出来るようです。まずは利用可能なフォーマットの取得から。

(best)が高画質にセットされているので、デフォルトで高画質ダウンロードになり、必然的にダウンロード掛かる時間も長くなります。少し低めの解像度を -o オプションで保存先指定して、以下の要領でダウンロードしました。

 

今回ClipGrabのちょっとしたダウンロード不具合に始まり、youtube-dlを使ったYoutube動画の画質指定ダウンロードと、その応用としてyoutube-dlを使えばTVerでの動画ダウンロード出来ることを知ることが出来ました。

 

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