Google Analyticsから自身のアクセスを除外する

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サイトアクセス解析に不可欠な Google Analytics において厄介なのは、自分 自身 による アクセス 。技術備忘録と言う本ブログの性格上、過去の自分が書いた記事を読み直すことも多いことから、 自身 による アクセス が加算されないよう、フィルタを使ったIPアドレス単位での 除外 や、ブラウザアドオンによる 除外 を設定してみます。

固定IPアドレスはフィルタで除外

オフィスのインターネット回線など、パブリックIPアドレスが固定されている場合や、家庭向けで固定アドレスを謳っていなくても、ほぼいつも同じIPアドレスな場合も増えて来たので、そのようなネットワークからのアクセスを除外するには、Google Analyticsページ左下にある歯車アイコンをクリックすると開く、管理ページ内にあるフィルタ機能を使います。フィルタ機能はアカウント単位、もしくはビュー単位で設定可能ですが、ここではビュー単位で進めることにします。

図01.Google Analytics 管理ページ

図01.Google Analytics 管理ページ

フィルタをクリックするとその一覧が表示されるので、赤い「+フィルタを追加」を押します。

図02.Google Analytics ビューのフィルタ一覧

図02.Google Analytics ビューのフィルタ一覧

フィルタ編集フォームでは、任意のフィルタ名を入力し、フィルタの種類・条件句は下図の要領に設定して、除外したいパブリックIPアドレスをその下へ入力して保存。

図03.Google Analytics フィルタの編集

図03.Google Analytics フィルタの編集

フィルタの種類で設定出来る条件句は他にも一通り揃っていて、様々な用途に対応しています。

図04.Google Analytics フィルタ条件句

図04.Google Analytics フィルタ条件句

オプトアウト アドオンをFirefoxへインストール

PC向け主要ブラウザには、Googleよりアナリティクス オプトアウト アドオンが公開されているので、これを使えばパブリックIPアドレスに依らず、インストールされたブラウザからのアクセスを除外することが出来ます。

図05.GAオプトアウトアドオン ダウンロード

図05.GAオプトアウトアドオン ダウンロード

ページ右上の大きなダウンロードボタンをクリックすると、規約同意ページへ遷移に続いてダウンロードは始まります。

図06.GAオプトアウトアドオン 規約同意

図06.GAオプトアウトアドオン 規約同意

図07.Firefox向けアドオン セーブ

図07.Firefox向けアドオン セーブ

FirefoxのURL入力欄にabout:addonsと入力して、アドオン管理ページを開き、その右上の歯車アイコンをクリックすると開く、プルダウンメニューより、「ファイルからアドオンをインストール」を選びます。

図08.Firefox拡張機能の管理

図08.Firefox拡張機能の管理

先ほどダウンロードしたアドオンファイルを選択。

図09.Firefox拡張機能ファイル選択

図09.Firefox拡張機能ファイル選択

アドオンインストールの確認のポップアップで「追加」を押せばインストールは完了です。

図10.Firefox拡張機能追加確認

図10.Firefox拡張機能追加確認

インストール完了通知には、プライベートウィンドウでの振る舞いを選択することが出来るので、必要であればチェックを入れます。

図11.Firefox拡張機能追加完了

図11.Firefox拡張機能追加完了

オプトアウト アドオンをChromeへインストール

Chromeの場合も、図00の同じリンクのページを開き、ダウンロードボタンをクリックすると、Chromeアプリストアのアドオンページにリダイレクトされます。

図12.Chromeウェブストア アドオンページ

図12.Chromeウェブストア アドオンページ

青い「Chromeに追加」ボタン押下で、インストール確認のポップアップが出てくるので、「拡張機能を追加」をクリックすればインストールは完了です。

図13.Chrome拡張機能追加確認

図13.Chrome拡張機能追加確認

シークレットウィンドウでの振る舞いの設定は、この拡張機能の設定の中にあります。

図14.Chrome拡張機能設定

図14.Chrome拡張機能設定

 

残念ながらこのGoogle アナリティクス オプトアウト アドオンはモバイル向け(Android, IOS)ブウウザには使えません。どうしても除外したい場合は、広告ブロック系のアドオンやアプリを入れることになるのですが、そうしたバイナリ自体の安全性や弊害も少なからず存在することから、そこまでは手を出さないことにしました。

 

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