多機能USBテスター UM25CをBluetoothでスマートフォンと連携

投稿者: | 2021年10月10日

モバイルバッテリやUSBのDCコンバータ基板の性能試験でよく使う、多機能 USBテスター UM25C をUSB電子負荷 LD35 と組み合わせて、バッテリの積算容量を計測するに当たり、 UM25C とAndroidスマートフォンを Bluetooth で繋いで計測してみました。

多機能USBテスター UM25C

USB給電時の電圧と電流を監視するための単純なテスタはいくつか持っていましたが、もう少し正確でなことに加え、積算計測も可能なUSBテスタが欲しくて購入したのが、このUM25Cでした(淘寶でRMB116+送料)。

図01.UM25C外観

図01.UM25C外観

公開されている説明書から仕様を抜粋してみると、測定範囲は以下の通りになっていて、DC4〜25V 5Aまで計測可能です。

図02.UM25C技術仕様

図02.UM25C技術仕様

日本でもおなじみの商品でユーザも多いのですが、Type-C端子が期待通りに機能しない個体もあるようです(私は未確認)。

 

USB電子負荷LD35

UM25Cを購入した際に併せて購入したのが、このUSB電子負荷LD35です(淘寶でRMB50+送料)。モバイルバッテリやその基板に使われているモジュールの性能試験に、負荷電流値を任意に設定することができ、搭載されている空冷ファンは温度に応じて自動的に動作します。

図03.LD35外観

図03.LD35外観

こちらも公開されている説明書から仕様を抜粋してみると、測定範囲はDC4〜25V 35Wまでですが、最大5Aまで負担出来るのはType-A端子のみで、microUSB端子は2A、Type-C端子は4Aまでの対応に留まるので注意が必要です。

図04.LD35技術仕様

図04.LD35技術仕様

Bluetoothのペアリング

UM25Cを通電し、側面にある小さなスライドスイッチをオンにしてBluetoothを有効にします。Androidデバイス側は、アプリを入れる前にBluetoothでUM25Cを見つけて接続してみます。ペアリング時に必要なパスコードは、「1234」です。

図05.Bluetoothペアリング

図05.Bluetoothペアリング

RuiDengアプリは落ちる

Google PlayストアからRuiDengアプリを見つけたので、まずはこれをインストールしてみました。アプリを立ち上げると接続済のUM25Cを検出するので、選択するとアプリが落ちます。何度試してもペアリングからやり直しても、結果は同じで必ず落ちるので、このアプリは諦めました。

図06.RuiDengアプリ

図06.RuiDengアプリ

UM Meterアプリを導入

Google Playストアには非謹製とおぼしきUM25C向けアプリはいくつか見つかるのですが、素性が分からないので取り敢えず、上述の説明書に記載のあったダウンロードページからUM Meterアプリをダウンロードしてみます。

図07.謹製ダウンロードページ

図07.謹製ダウンロードページ

ダウンロードしたアプリのインストール後、必要とされる権限の中に、

「電話:端末情報とIDの読み取り」

が含まれていたのが腑に落ちなかったので、非許可で通しましたがアプリの挙動に影響はなさそうです。

図08.UM Meterアプリ 権限

図08.UM Meterアプリ 権限

アプリ起動後、右上のBluetoothアイコンを押すとUM25Cがリストアップされるのでタップすると、このアプリでは落ちること無く正常に使うことが出来ました。

図09.UM Meterアプリ 機器接続

図09.UM Meterアプリ 機器接続

積算データ出力

モバイルバッテリの積算容量計測では、最後にバッテリを使い切るとUM25Cへの給電も途絶えてしまうことから、単体では最終計測値を確認出来ないジレンマがあります。それを解決するのがBluetoothによるAndroid機器などとの連携機能です。以前、モバイルバッテリの積算容量を計測した際に用いたのも、この機能でした。

図10.積算電力計測の接続例

図10.積算電力計測の接続例

測定結果はアプリ画面上のフォルダアイコンをタップするとAndroid端末の内部ストレージ上に UM25C.xls と言う名前のファイルとして出力されると共に、端末上でもGoogleスプレッドシートが開くので、そこからGoogleドライブ上への保存すれば、データの整理やグラフ化などの編集も自在でしょう(尚、アプリ画面上の地球アイコンから、日本語を含む各言語へ切り替えることが出来ます)。

図11.生データのエクスポート

図11.生データのエクスポート

 

UM25CとのやりとりがBluetoothベースの単純なシリアル通信なためか、有志によりGUI、CUIベースのさまざまなツールが開発・公開されているようなので、機会をみつけて試してみるつもりです。

 

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