Synology NAS DS213JへAria2をインストール

投稿者: | 2021年10月1日

前回、Baidu Pan対応の高速ダウンローダとしての使い道を見出した Aria2 を、そのフロントエンドである AriaNg と共に、 Synology NAS DS213J へインストール。既に稼働中のDownload Stationと共に、ダウンローダ NAS の機能拡張してみました。

opkg bootstrapの導入

Synology NASAria2をインストールするには、パッケージマネージャをインストールする必要があります。以前はipkgが主流でしたが、これから入れるのであれば、ipkgからフォークしたopkgが良いようです。導入に当たっては、ターミナル上で機器のCPUに合わせたインストールスクリプトを入手、実行する方法もありますが、コミュニティベースのインストール用アプリ、Easy Bootstrap Installerがあるので、有り難くこれを使うことにします。

ブラウザでNASの管理画面DSMを開いたら、パッケージセンタにコミュニティベースのパッケージソースを、以下の要領で追加します。

  • 名前 : Community Package Hub (任意で可)
  • 場所 : https://www.cphub.net
図01.パッケージソースの追加

図01.パッケージソースの追加

設定を保存したら一度パッケージセンタを閉じ、再び開き直して追加したソースから、利用可能なパッケージの情報を取得させます。左側の参照元を「コミュニティ」にしたら、Easy Bootstrap Installerを選択し、インストールボタンを押します。

図02.コミュニティパッケージ一覧

図02.コミュニティパッケージ一覧

図03.Easy Bootstrap Installerパッケージ

図03.Easy Bootstrap Installerパッケージ

ぱっけーじのダウンロードが終わるとインストールウィザードが立ち上がり、約款に合意の後、先ずipkgかopkgどちらのBootstrapを導入するか聞かれるので、opkgを選択。

図04.Bootstraps Selection

図04.Bootstraps Selection

続くMisc Optionsでは、シンボリックリンクやパスをどう設定するか聞かれますが、デフォルトのまま次へ。

図05.Misc Options

図05.Misc Options

インストール前の最終確認とありますが、確認出来るのはパッケージ名とバージョン番号ぐらいです。

図06.インストール設定の確認

図06.インストール設定の確認

インストール後も特にGUIは用意されていません。不要になったらパッケージセンタでアンインストールすることができます。

図07.インストール後のパッケージ

図07.インストール後のパッケージ

特に何も促されませんが、opkgが使えるようになるのは機器の次回起動後なので、ここで再起動させます。

 

opkgでAria2をインストール

sshでNASに入り、opkgが使えることを確認します。デフォルトではrootのみ使用可能。

早速Aria2をインストールします。

少し前後してしまいますが、ここでopkgで既に入っているパッケージとその実体を確認します。

バイナリは /opt/bin/ に配置されています。

aria2cコマンドを実行してみて、正しくインストールされたことを確認してみます。パスが通っていないのでroot限定ですが、今回はデーモンモードでの運用を前提としているので、このままで進めます。

 

Aria2をデーモンモードで自動起動

Aria2をデーモンモードで立ち上げるには、次の要領で実行します。

このとき、次の2つのファイルが存在していないと正常に動作せず、エラーにも挙がらないので注意が必要です。

  •      設定)/opt/etc/aria2.conf
  • セッション)/opt/var/aria2/session.dat

このうち設定ファイルは、インストール時にデフォルトで用意されていたものの、セッションファイルは無かったので、空のファイルを予め以下のように生成しておきました。

デーモンモードで正常に起動しても特に戻り値などはないので、 ps コマンドでプロセスの存在を確認してみました。

psgrep でプロセスを見つける際に、 grep 自身のプロセスを除外する技については、こちらの記事を参考にさせて頂きました(鳴謝!)。

 

次に、NASの起動時にこのコマンドが実行されるよう、タスクスケジューラに登録します。ブートアップやシャットダウンと言ったイベントをトリガーとするタスクは、「トリガーされたタスク」で作成します。

図08.トリガーされたタスクメニュー

図08.トリガーされたタスクメニュー

タスクはrootユーザでブートアップ時の実行とし、「タスク設定」タブにある「ユーザ指定のスクリプト」欄に先ほどのコマンドを念のためフルパスで登録しました。

図09.ブートアップタスク作成

図09.ブートアップタスク作成

作成したタスクは一覧から右クリックすると出てくるメニューで、手動実行して確かめることも出来ます。

図10.タスクを手動実行

図10.タスクを手動実行

これで、Aria2がサービスとして自動起動するようになったので、次ページではそのフロントエンドを構築します。

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