ESP-01Sパッケージに収まったESP32-C3 〜 LILYGO T03-C3

投稿者: | 2022年2月15日

ESP32がリリースされて数年が経ちますが、個人的にはこの手のデバイスにはミニマル省電力を求めているので、従来のESP8266系列で十分でした。しかし今回、ESP-01Sパッケージに収まったESP32-C3モジュールがLILYGOから出たので、早速ポチってESP Easyを焼こうと先走ってみるも、はたして…

ESP32-C3搭載したLILYGO T03-C3

LILYGOから発売されたT03-C3は、ESP32シリーズでは現時点では後発のESP32−C3と4MB Flashを搭載したESP-01Sピン互換のモジュールです。海外からはAliexpressにある公式ストアより購入可能ですが、私は淘寶で買いました(RMB16送料別)。

図1.LILYGO T-01C3表裏

図1.LILYGO T-01C3表裏

ESP8266からESPシリーズ各種を比較したこちらのページをみてみると、ESP32-C3は他のESP32ファミリーと似て非なる印象を受け、ESP8266後継という位置づけをされるのもうなずけます。

ちなみに購入直後の状態で給電すると、シリアル通信には次のようなメッセージが流れて、特定のAPを探しているようです。

 

外観をESP-01Sと比較

せっかくなので手持ちのESP-01Sと並べて比較してみます。まずは上面視では、外部アンテナ端子が特徴的なのがT01-C3です(下図左)。ESP-01S(下図右)に搭載されているのは1MB Flashなので、以前、ESP EasyのOTAファーム更新出来るようにするために4MB Flashへ載せ替えたりもしましたが、T01-C3では初めから4MB Flashが搭載されています。

図2.T03-C3 vs ESP-01S 表面

図2.T03-C3 vs ESP-01S 表面

続いて裏面を比べてみると、ピン配列も揃えていて、ESP-01S互換を謳うだけのことはあります。メーカーとしてはおそらく、リレーモジュールに搭載されているESP-01Sをすげ替えてしまおうという意気込みなのでしょう。

さらに、ESP-01SではGPIO0とGPIO2の2つのGPIOピンしか用意されていないことから、ESP Easyでシリアル通信のピンを第3のGPIOに使う方法を紹介したこともありましたが、T01-C3では初めからGPIO2, GPIO8, GPIO9の3本が用意されているようです。

図3.T03-C3 vs ESP-01S 裏面

図3.T03-C3 vs ESP-01S 裏面

esptool.pyの更新

これまでいつもESP Easyのバイナリイメージを焼くのにUbuntu 18.04母艦で使っているパッケージ版 esptool で、T01-C3を読み取ろうとするとエラーになります。

これまでにESP32系を焼いたことはないので、ツールの更新もおろそかにしていました。パッケージ版ではこれ以降の更新はされていないので、GitHubからの手動インストールを前に、この古い esptool をアンインストール。

続いてesptoolの公式GitHubより現行版を git コマンドで引っ張ってきたら、こちらの開発者向けインストールガイドに従い、 pip コマンドでインストールします。

インストールされたツール群は~/.local/bin/に入っているのですが、ここへのパスが通っていないと、コマンドのみで呼び出すことは出来ません。

Pythonやpipに関する基礎をおさえていないので、この辺りが以前からモヤモヤしていたのですが、こちらのフォーラム回答を参考にパスを通しておきます。

変更は次のセッションより反映されます。

新しい esptool ではT01-C3が正しく認識されました。

 

ESP Easyは現時点未対応

実はESP Easyは未だESP32-C3に対応しておらず、公式ページにも「ESP32-C3 Support in ESPeasy will be added soon.」とあるのみです。それでもダメ元で本稿執筆時点最新の公開リリースから、次のイメージを焼いてみます。

ESP32では同じ仕様のイメージが2種類ずつ対になっており、公式ドキュメントによるとシリアル通信を介して書き込みには、ファイル名の末尾に -factory と付与されたイメージを使えばよいのだそうです(無印版はWebUIからのOTA更新向け)。

T01-C3を一度抜いてから通常起動させ、シリアルポートから覗いてみると案の定、ブートでコケていました。

 

ESP EasyはESP32-S2のサポートもまだ制限事項が多いことから、ESP-C3で動くようになるにはまだしばらくかかりそうです。

 

 

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