GL-iNet GL-AR750Sのファームウェアを2年ぶりに更新する

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メインルータ機のファームウェア更新へ

こちらは全く同じモデル(以下、便宜上[A7]と呼称)をルータとして運用しているので、ルータとして一般的に必要なサービスはおよそ全て稼働していることから、AP専用機と比べて利用可能なメモリも更新前から少なめです。

図16.A7 更新前のOpenWRTステータス

図16.A7 更新前のOpenWRTステータス

この個体にはインストールしているプラグインが多いので、ターミナルから、全サービスのステータスリストを出力して、ファームウェア更新後のクロスチェックに役立てます。

ファームウェア更新作業は1台目E4と全く同じ2段構えでのアップグレードなので詳細は省いて、 Admin Panel にて抜けたプラグインパッケージを復元するところから。こちらはVPN機能も使っていることもあり、リストアップされたプラグインもこの多さ。

図17.A7 プラグインの復元

図17.A7 プラグインの復元

OK ボタンを押してインストール開始してもこの遷移では非同期通信のタイムアウトのメッセージが出てしまいます。それでもターミナルからプロセスを確認すると okpg がせっせとインストールしていたので、慌てず30分程度放置してから、サービスが漏れなく復元されているか、クロスチェックするのが手堅く思えます。

結局、復元されないパッケージ luci-app-statistics が有ったので、試しにターミナルから手動インストールしてみるのですが、そもそもその裏にいる collectd 関連がレポジトリから消えてしまっているようです。

ルータの健康状態を継続的にモニタリングするこの機能は、また別の機会に調べてみることにして先へ進み、 Admin Panel でのファイル共有、LuCiの復元は1台目E4と同じ要領なので省略。

続いてOpenWRT LuCIにて不要なIPv6インターフェイスや、ゲスト関連のインターフェイス、WiFi、Firewallゾーンを削除します。

図18.A7 インターフェイス項

図18.A7 インターフェイス項

図19.A7 Wireless項

図19.A7 Wireless項

図20.A7 Firewallゾーン設定

図20.A7 Firewallゾーン設定

続いて System メニューの Startup ページでは、 Admin Panel で提供されるアクセスコントロールサービスの gl_tertf を止めて(Stop)、無効(Disabled)にするにとどめます。

図21.A7 Startup項で不要サービスを無効化

図21.A7 Startup項で不要サービスを無効化

こうしてメインルータ機のファームウェア更新も終わり、最後にステータスを確認すると更新前と比べて、利用可能なメモリが十数MB減少していました。

図22.A7 更新後のOpenWRTステータス

図22.A7 更新後のOpenWRTステータス



 

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