QNAPのXeon搭載8-bay NAS TVS-EC880にAlmaLinux仮想マシンを作る

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AlmaLinux 9のインストール

Virtualization Stationにある仮想マシンの電源ボタンを押して仮想マシンを開始し、以降はコンソールボタンを押すと現れる、コンソールウィンドウで作業を進めます。

図14.仮想マシンの開始

図14.仮想マシンの開始

図15.AlmaLinuxインストーラブート

図15.AlmaLinuxインストーラブート

インストーラで表示される言語の選択画面の後、一般的なLinuxディストリビューションでよくあるUIが現れます。

図16.インストーラ言語の選択

図16.インストーラ言語の選択

初期のインストールサマリに警告されている「!」アイコンががなくなるよう、設定を進める必要があります。

図17.インストールサマリ(設定前)

図17.インストールサマリ(設定前)

まずユーザセッティングでは、サーバ用途なのでルートアカウントを有効とし、SSHのパスワードログインも許可して、パスワードを設定します。

図18.rootユーザとパスワード

図18.rootユーザとパスワード

もう一つ警告が出ているインストール先ストレージの設定は、パーティション自動作成のままで閉じれば警告は消えます。

図19.インストール先の選択

図19.インストール先の選択

続いてネットワーク設定では、固定IPを割り振ります。

図20.ネットワーク設定

図20.ネットワーク設定

KDUMPがデフォルトでは有効になっているので、このチェックを外して無効化します。

図21.KDUMPの無効化

図21.KDUMPの無効化

日付時刻の設定ではタイムゾーンの設定と共にNTPを確認。デフォルトで設定されている時刻サーバが何故か不通と言うので、適当なエントリを追加しておきました。

図22.日付と時刻の設定

図22.日付と時刻の設定

今回使用しているMinimal ISOでは、OSとして基本的な機能のみがインストールされます。

図23.ソフトウェアの選択

図23.ソフトウェアの選択

こうして設定は終わったので、インストールを開始します。

図24.インストールサマリ(確定)

図24.インストールサマリ(確定)

インストールは10分程度で終わるので、仮想マシンを再起動させて問題が無ければ、仮想CDROMドライブにセットしていた、ISOを外します。

 

ネットワークは疎通しているので、sshでターミナルに入って基本情報を確認してみます。

インストール時にホスト名を設定し忘れたので、 hostnamectl を使って設定しておきます。

また、インストール時に設定した固定IPがNICに割当てられていることを nmtui で確認します。

図25.nmtuiでens3の設定を確認

図25.nmtuiでens3の設定を確認

 

こうしてQNAP TVS-EC880をサーバ仮想化プラットフォームとして活用した、AlmaLinux仮想マシンが出来上がりました。次回はこの仮想マシンにSambaを導入して、ファイル共有サーバに仕上げる予定です。

 

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