PMモード
続いていよいよRAIDエンクロージャにSSDを載せてみるのですが、動作モードは購入時デフォルトのPMモードで始めます。これは挿したSSDがそれぞれ独立したストレージとして、PCから見えるモードです。
SSDを1枚だけ挿した状態でCrystalDiskMarkを走らせてみると、先述の結果とほぼ同等。
次に2枚挿してみるのですが、何故かそのうちの1枚はCrystalDiskInfoで情報が取れず。
PC上では2枚nSSDそれぞれ別のドライブとしてマウントされているので、CrystalDiskMarkを2つ起動してそれぞれのSSDへ同時計測に挑戦。
1本しかないUSBの帯域を2つのSSDが奪い合う筈にも関わらず、転送速度があまり下がりませんでした。データサイズを大きく取ればもっと低下し合うのかも知れません。
RAID1ミラーリング構成
次に各SSDを一度初期化した後、動作モードをRAID1ミラーリングにしてみます。
この時、CrystalDiskInfoではハードウェアRAID1ディスクと認識されます。
CrystalDiskMarkの結果もPMモードの時と何ら遜色ありません。
そしてこのモードのまま、1枚のSSDを抜いてDegradedを装ってみましたが、当然ディスクは問題無く読み書きすることができました。
RAID0ストライピング構成
再びSSDを初期化した後、RAID0ストライピングにしてみました。CrystalDiskInfoでハードウェアRAID0ディスク、容量が512GBになっていることを確認。
ストライピングにより転送速度アップ!、を期待しましたが、これまでと全く同じ結果に。
ストライピングのウリであるスピードアップが見込めないのであれば、RAIDメンバ1つでも死ぬとデータ全損という欠点だけが残ることになるので、それでならばJBODで束ねた方が良いでしょう。
USBストレージにファイルを持ち歩いていたら壊れた、と言う話を今でも時折社内で耳にするのですが、大切なデータをどうしても持ち運びたいなら、このようなSSDのハードウェアRAIDエンクロージャは最適ではないでしょうか。