Celeron J4125搭載 産業用ミニPCのハードウェア確認

投稿者: | 2022年11月9日

中華テック系の動画で最近よく見かけるのが、 産業用 ミニPC をソフトウェアルータに仕立てたり、仮想化ハイパバイザとして活用する事例です。数ヶ月に渡るモデル検討の末、ようやく Cerelon J4125 搭載のベアボーンミニPCを購入しました。

J4125産業用ベアボーン

各社から各世代CeleronやPentium系CPUを搭載する産業用ミニPCが出ている中、やや世代は落ちるものの様々な活用事例をネットで見つけやすいCeleron J4125(4C4T、通常時2.0GHz、最大2.7GHz)とI225による2.5GbEを4ポート搭載するこちらの機種を購入しました(淘寶でRMB000)。

図01.J4125ミニPC内容物

図01.J4125ミニPC内容物

本体の他に付属していたのは、2.5″ SATAストレージ用のケーブルと、こちらの12V3A ACアダプタです。

図02.ACアダプタ

図02.ACアダプタ

本体前面には、電源スイッチの他に映像出力のHDMIとVGAポートとUSB3.0ポートが2つ、背面には2.5GbEの4連ポートと電源入力の2.5φコネクタと、左右端にはWiFiアンテナ用にSMAコネクタサイズの穴が予め開いています。

図03.本体前背面視

図03.本体前背面視

筐体全体がヒートシンクになっており、内部へのアクセスは底面四角のネジを外して金属板を外すだけ。2.5″ SATAストレージを搭載する場合はこの板にネジ止めすることができます。

図04.本体底面視

図04.本体底面視

金属板を外せば、マザーボード上の以下のインターフェイスへアクセス可能になります。

  • DDR4 SO-DIMM RAM 2スロット
  • mSATAフルサイズ 1スロット
  • mini PCIeフル・ハーフサイズ 1スロット
  • SATAコネクタ 1セット
図05.底面よりマザーボードアクセス

図05.底面よりマザーボードアクセス

マザーボード四角の4本のネジの他に、中心付近の4本のネジも外し(この裏面にCPUが載っている)、前面か背面どちらかのパネルを外すと、マザーボードを取り出すことができます。

図06.マザーボード取り外し

図06.マザーボード取り外し

CPUとヒートシンク筐体の間に熱伝導グリスが塗布されている他に、発熱が著しいことで知られるI225コントローラにもサーマルシートが貼ってありました。

マザーボード表面にはいくつかピンヘッダが設けられているものの、説明書の類が全く無いので、細かい仕様については分からず終い。

図07.マザーボード表面

図07.マザーボード表面

対する裏面には、J4125 CPUと4つのI225コントローラの他、CPU FAN用のコネクタと、mini PCIeスロットに4G LTEモジュールを載せた時に使う、SIMスロットがありました。

図08.マザーボード裏面

図08.マザーボード裏面

mSATA SSD

本体に合わせ、今回初めてmSATA SSDを買いました(淘寶で32GBがRMB34、256GBがRMB102にて購入)。

図09.mSATA SSDパッケージ

図09.mSATA SSDパッケージ

今回検証用で使うのはこちらの32GBモデル、外形寸法はいわゆるフルサイズです。

図10.mSATA 32GB SSDラベル

図10.mSATA 32GB SSDラベル

ラベルを剥がして表裏の搭載チップを確認してみると、コントローラはSATA3 6Gb/s対応のRayMX RM1135、メモリチップにはHynix製が使われていました。

図11.mSATA 32GB SSD基板

図11.mSATA 32GB SSD基板

なお、商品購入ページでは公称でRead 500MB/s、Write 450MB/sが謳われているものの、少容量モデルではそこまでの速度は出ない傾向にあり、64GBモデルの実測結果がRead 265MB/s、Write 249MB/s程度なことが掲載されていました。

 

DDR4 RAM

Celeron J4125の仕様には、最大RAMは8GBと記載されています。これに対して巷では16GBも認識するとの報告が見受けられるものの、仕様の数値は合計RAM容量を指すのか、スロット当たりの最大容量を指すのか確かめてみたく、購入したのがこちらのDDR4-3200 16GB RAMです(淘寶でRMB260)。

図12.DDR4-3200 16GB RAM

図12.DDR4-3200 16GB RAM

しかしながら結果から先に述べると、これを挿すと正常に起動せず、BIOS画面にすら到達できませんでした。

仕方ないので、手持ちのDDR4-2400 8GB RAMを載せることにします。

図13.DDR4-2400 8GB RAM

図13.DDR4-2400 8GB RAM

なお、対応するRAMはDDR4-2400まで。それ以上の速度のRAMを載せても問題は有りませんが、DDR4-24000として動作します。

 

mini PCIe版Intel AX210 WiFi6Eカード

WiFiモジュールは、比較的以前よりWiFi6Eに対応している、Intel AX210のmini PCIe版を使います(淘寶でRMB000)。

図14.AX210HMW mini PCIeモジュール

図14.AX210HMW mini PCIeモジュール

AX210は本来M.2スロットのはずですが、以前にも参照させて頂いたこちらの記事によると、各社独自にmini PCIeモジュールをパッケージングしているようで、それだけに素性やシールドの中がどうなっているかなど、気になるところ。

さらに、ラベル上のQRコードをスキャンすると、「MC-AC7265」という文字列が読み取れることからも心配になりましたが、一応WindowsやOpenWRT上から確かにAX210と認識されました。

マザーボード上に、WiFiモジュール搭載を想定して用意されたmini PCIeスロットのスペーサは、フルサイズの位置に緩いハンダ付けで固定されているので、これをハンダこてで溶かしながらハーフサイズの穴へ移植してから、モジュールを取り付けました。

図15.ハーフサイズ対応

図15.ハーフサイズ対応

 

以上の部品の搭載を終え、ベアボーンPCは完成です(RAMは8GBをもう一枚追加して計16GBに)。

なお、WiFiモジュールから伸びるアンテナケーブルは付属品ではなく、古い無線ルータのジャンクから取り出したものを流用したものです。

図16.組み立て完了

図16.組み立て完了

ハードウェアの紹介は以上です。次ページでは電源を入れてBIOS画面を確認します。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA