Celeron J4125搭載 産業用ミニPCのハードウェア確認

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BIOS確認

電源投入後、BIOSロゴが現れたところでDELキーを押すと、BIOS画面に入ります。まず表示されるシステム情報では、CPUモデルと計16GBのRAMが正しく認識されていました。

また2022年8月購入に対し、BIOSビルドのタイムスタンプが、同年5月と比較的最近なことに気づきました。

図17.BIOS System Info

図17.BIOS System Info

 

それでは、画面上部のメニュータブの中身を左から順に確認していきます。

Advanced タブの中には、以下の項目が入っています。

図18.BIOS Advanced Menu

図18.BIOS Advanced Menu

Trusted Computing項の中には、Windows 11インストール互換性の要件になったことでも知られる、TPM関連の設定が入っています。

図19.BIOS Trusted Computing

図19.BIOS Trusted Computing

次のACPI Settings項は基本的に自動設定で。

図20.BIOS ACPI Settings

図20.BIOS ACPI Settings

IT8772 Super IO Configuration 項にある Restore AC Power Loss という項目は、デフォルトでは Power Off になっていますが、最終的に本機はルータとして使う予定なので、これを Power On へ変更します。

各状態の意味するおおよその振る舞いは以下の通り。

  • Power Off  : 復電後もオフのまま。本体前面の電源スイッチ操作でオン。
  • Power On   : 復電後は即電源オン。
  • Last State : 失電前の状態を復電後は即再現。
図21.BIOS Resotre Power Loss Option

図21.BIOS Resotre Power Loss Option

Hardware Monitor 項ではCPU温度とファンが取り付けてあればその回転速度が表示されるはずです。

図22.BIOS Hardware Monitor

図22.BIOS Hardware Monitor

次はサーバ機によくある Serial Port Console Redirection 項は、ヘッドレス運用ではあると便利な機能なので、別の機会に試してみるつもり。

図23.BIOS Console Redirection

図23.BIOS Console Redirection

CPU Configuration 項では、CPUのサポート機能やパワーマネージメント設定、詳細情報を確認することができます。

図24.BIOS CPU Config

図24.BIOS CPU Config

図25.BIOS CPU Info

図25.BIOS CPU Info

図26.BIOS CPU Power Mgmt

図26.BIOS CPU Power Mgmt

CSM Configuration 項は起動モードに関する設定です。

図27.BIOS CSM Conifg

図27.BIOS CSM Conifg

USB Configuration 項はUSBポートに関する設定、 Advanced メニュー最後の Security Configuration 項は、Intel Software Guard Extensions機能に関するものです。

図28.BIOS USB Config

図28.BIOS USB Config

図29.BIOS Security Config

図29.BIOS Security Config

 

SOC-Bridge タブにはチップセット関連の3つの項目があります。

図30.BIOS SOC-Bridge Menu

図30.BIOS SOC-Bridge Menu

North Bridge 項には、搭載RAM情報がありました。

図31.BIOS North Bridge

図31.BIOS North Bridge

Uncore Configuration 項には内蔵グラフィックスの関連設定があります。

図32.BIOS Uncore Config

図32.BIOS Uncore Config

South Cluster Configuration 項には、各インターフェイス関連のサブメニューがいくつかあります。

図33.BIOS South Cluster Config Sub Menu

図33.BIOS South Cluster Config Sub Menu

音声出力関連は飛ばして、次の PCI Express Configuration 項から。特に触れる設定や情報は無さそう。

図34.BIOS PCIE Config

図34.BIOS PCIE Config

SATA Drives 項では、SATAインターフェイスの設定と、現在接続されているデバイスを確認できます。

図35.BIOS SATA Drives

図35.BIOS SATA Drives

そしてこちらの USB Configuration 項は、先ほどの Advanced タブとはその内容が異なります。

図36.BIOS Chipset USB Config

図36.BIOS Chipset USB Config

 

Security タブはBIOSパスワードの設定で、特に目新しい点は無し。

図37.BIOS Security Password

図37.BIOS Security Password

次の Boot タブでは、ブートするデバイス順序を変更・確認できます。

図38.BIOS Boot Config

図38.BIOS Boot Config

そして最後がこの Save & Exit 画面です。

図39.BIOS Save & Exit

図39.BIOS Save & Exit

 

次回はmSATA SSDにWindows 10をインストールして、デバイスの動作確認と簡単なパフォーマンスチェックをしてみます。

 

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