OpenSSLとCoreMarkで組み込み系CPUのパフォーマンス計測

投稿者: | 2022年11月1日

最近、自宅のルータをシングルコアのGL-AR750Sから、マルチコアのNanoPi R2Sへ変えたところ、VPNの転送速度が大きく改善されたことから、身の回りの様々なデバイスと CPU のパフォーマンスを OpenSSL と CoreMark で 計測 ・比較してみます。

openssl speed -evp aes-128-gcm

GL-AR750S

まずはシングルコアのQualcomm QCA9563(775MHz)を搭載する、GL-iNet GL-AR750Sです。ハードウェアとOSの基本情報は以下の通り。

OpenSSL AES-256-GCMの計測結果はこのようになりました。

 

NanoPi R2S

次に4コアの Rockchip RK3328(1.5GHz)を搭載する、FriendlyElec NanoPi R2Sをシングルとマルチで計測するのですが、その前にハードウェアとOS基本情報を確認。

OpenSSLが入っていなかったので、 opkg からインストール。

OpenSSL AES-256-GCMの計測結果は次の通りです。

さらに4コアマルチでも計測してみます。

 

NanoPi NEO2 Black

以前、インターネットスピードテスタとして組んだFriendlyElec NanoPi NEO2 Blackでも計測してみようとするも、

Ubuntu 16.04ベースのFriendlyCoreに含まれるOpenSSLが古かったので、現行版1.1.1qをソースからインストールして使います(インストール手順は本記事の終わりを参照)。

ハードウェアとOSの基本情報は次の通り。CPUは4コアのAllwinner H5(1.0GHz)です。

OpenSSL AES-256-GCMシングルでの計測結果は次の通りで、一気に一桁違いの強さに。

4コアマルチの計測結果も順当に増えています。

 

Rasoberry Pi 1 B

比較対象として、Broadcom BCM2835(700MHz)を搭載する、Raspberry Pi 1 Model B+で調べてみます。その基本情報は次の通り。

OpenSSL AES-256-GCMの計測結果は以下の通りで、同じシングルコアのGL-AR750Sより一回り強い程度でした。

 

Raspberry Pi 3B

Raspberry Piをもう1つ、今度は4コアのBroadcom BCM2837(1.2GHz)搭載のRaspberry Pi 3Bです。

OpenSSL AES-256-GCMシングルでの計測結果は次の通りで、初代と比べてクロックが増した分、順当に増えています。

続いて4コアマルチでの計測結果。

 

i7-2600

最後に普段仕事で使っているSandyBridge世代のi7-2600(4コア8スレッド, 3.7GHz)を参考までに。

8スレッドマルチでは次の通りで8倍とはならず。

 

openssl speed -evp chacha20-poly1305

続いてChaCha20-Poly1305で同じ試験を一通り繰り返します。以降、結果のみを掲載。

GL-AR750S

 

NanoPi R2S

シングル

4コアマルチ

 

NanoPi NEO2 Black

シングル

4コアマルチ

Rasoberry Pi 1 B

 

Raspberry Pi 3B

シングル

4コアマルチ

 

i7-2600

シングル

8スレッドマルチ

 

OpenSSLを使ったCPUパフォーマンス計測は以上です。次ページではCoreMarkでの計測と結果集計です。

 

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