前回の考察に基づいて実際に フルHD 液晶 パネルとケーブルを購入し、 Lenovo ideapad Z580 の フルHD 化に挑んでみたのですが、やはりマザーボード側がフルHDに対応していませんでした。
購入したパネルとケーブル
前回の考察を元に、勢いで淘寶で購入したのがこちらのフルHD液晶パネルとY580用のLCDケーブルです。

図01.購入したパネルとケーブル
液晶パネルはLG製のLP156WF1-TLC1を指定したはずも、実際に届いたのはマイナー符号が微妙に異なるLP156WF1-TLF3と言うモデル。スペック上は両者に差異は無さそうです(価格はRMB180)。
そしてLCDケーブルは、フルHD仕様がラインナップされているideapad Y580のものを購入(RMB23にて)。
上図ケーブルの真ん中の黒い部分がマザーボード行き、右が液晶パネル行きで、左の方に枝分かれしているのは、USBインターフェイス接続のWEBカメラ用です。
パネルだけ交換してみる
先ずは望み薄ではありますが、ケーブルはそのままに液晶パネルだけ替えてどうなるか、試してみます。
前回と同じ要領でB面ベゼルを外し、液晶パネルからA面シェルを分離します。
現在の液晶からケーブルをゆっくり剥がし、新しいフルHD液晶へ繋ぎ換えます。
そして仮止めした状態で電源を入れてみると、確かにWindows 10は1920x1080pxの解像度になるのですが、やはりデータ線が足りないので縦に黒いシマシマが入ります。
マザーボード上のコネクタを確認
やはりケーブルの交換も必要なので、キーボードの下にあるマザーボード側のコネクタを確認すべく、底面のネジ3本を外します。
キーボードを上から下へスライドさせながら起こすとキーボードは取り外せます(リボンケーブルに注意)。
上図赤枠が液晶行きコネクタです。黒いツマミを持ち上げてコネクタを外すと、基板側に描かれている信号線の少なさから、マザーボード側がフルHDに対応していないことは明らか。
ちなみにそもそもコネクタ形状も、Y580ケーブルとは全く異なります。せめて基板側で信号線がコネクタまで来ていれば、こつこつコネクタ自作しようという気も起こるのですが。

図10.Y580ケーブルのコネクタ
せっかく買ったフルHDパネルは他の機種で使うときまで、保管しておきたいと思います。