Lenovo ideapad Z580のフルHD液晶化に挑戦

投稿者: | 2023年1月3日

前回の考察に基づいて実際に フルHD 液晶 パネルとケーブルを購入し、 Lenovo ideapad Z580 の フルHD 化に挑んでみたのですが、やはりマザーボード側がフルHDに対応していませんでした。

購入したパネルとケーブル

前回の考察を元に、勢いで淘寶で購入したのがこちらのフルHD液晶パネルとY580用のLCDケーブルです。

図01.購入したパネルとケーブル

図01.購入したパネルとケーブル

液晶パネルはLG製のLP156WF1-TLC1を指定したはずも、実際に届いたのはマイナー符号が微妙に異なるLP156WF1-TLF3と言うモデル。スペック上は両者に差異は無さそうです(価格はRMB180)。

図02.LP156WF1-TLF3

図02.LP156WF1-TLF3

そしてLCDケーブルは、フルHD仕様がラインナップされているideapad Y580のものを購入(RMB23にて)。

図03.Y580用LCDケーブル

図03.Y580用LCDケーブル

上図ケーブルの真ん中の黒い部分がマザーボード行き、右が液晶パネル行きで、左の方に枝分かれしているのは、USBインターフェイス接続のWEBカメラ用です。

 

パネルだけ交換してみる

先ずは望み薄ではありますが、ケーブルはそのままに液晶パネルだけ替えてどうなるか、試してみます。

前回と同じ要領でB面ベゼルを外し、液晶パネルからA面シェルを分離します。

図04.液晶パネルからシェル分離

図04.液晶パネルからシェル分離

現在の液晶からケーブルをゆっくり剥がし、新しいフルHD液晶へ繋ぎ換えます。

図05.新パネルへケーブル接続

図05.新パネルへケーブル接続

そして仮止めした状態で電源を入れてみると、確かにWindows 10は1920x1080pxの解像度になるのですが、やはりデータ線が足りないので縦に黒いシマシマが入ります。

図06.フルHDパネル通電試験

図06.フルHDパネル通電試験

マザーボード上のコネクタを確認

やはりケーブルの交換も必要なので、キーボードの下にあるマザーボード側のコネクタを確認すべく、底面のネジ3本を外します。

図07.底面側のキーボード固定ネジ

図07.底面側のキーボード固定ネジ

キーボードを上から下へスライドさせながら起こすとキーボードは取り外せます(リボンケーブルに注意)。

図08.キーボードを取り外し

図08.キーボードを取り外し

上図赤枠が液晶行きコネクタです。黒いツマミを持ち上げてコネクタを外すと、基板側に描かれている信号線の少なさから、マザーボード側がフルHDに対応していないことは明らか。

図09.液晶行きコネクタ拡大視

図09.液晶行きコネクタ拡大視

ちなみにそもそもコネクタ形状も、Y580ケーブルとは全く異なります。せめて基板側で信号線がコネクタまで来ていれば、こつこつコネクタ自作しようという気も起こるのですが。

図10.Y580ケーブルのコネクタ

図10.Y580ケーブルのコネクタ

せっかく買ったフルHDパネルは他の機種で使うときまで、保管しておきたいと思います。

 

 

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