コンパクトなWindows 11 Tiny11を使った軽量デスクトップ仮想マシンの構築

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初期状態の確認

早速、スタートメニュー内のアプリを確認してみると、だいぶシンプルな内容になっていました。

図16.スタートメニュー内のアプリ

図16.スタートメニュー内のアプリ

インストール済みアプリも少ないので、OSインストール後にプリインストールアプリをせっせと削除する手間が省けます。

図17.インストール済みアプリ

図17.インストール済みアプリ

機能の方も少なめですが、ここからさらに顔認識などリッチな機能は削除しました。

図18.インストール済み機能

図18.インストール済み機能

インストールされたのはWindows 11 Proで、バージョンは22H2でした。もちろん、継続使用にはアクティベーションが必要です。

図19.OSビルド情報

図19.OSビルド情報

OSインストール直後で、HDDは9GB、RAMは1GB使用中で、サクサク動きます。

図20.仮想ハードウェアの様子

図20.仮想ハードウェアの様子

仮想ディスクのパーティション構成はこのようになっています。Windows Updateを走らせると20GBではやや一時的な容量不足なようで、30GB程度確保しておいた方が無難に思えました。

図21.仮想ディスク内のパーティション

図21.仮想ディスク内のパーティション

簡単な初期設定

RDPによるリモートアクセスには、パスワード付きのユーザアカウントが必要なので、コンピュータの管理でパスワードを設定します。

図22.パスワードの設定

図22.パスワードの設定

デフォルトのインターフェイスは英語ですが、言語の追加で日本語をインストールすることができます。

図23.日本語機能の追加

図23.日本語機能の追加

 

Windows Updateを走らせてみると、何度やっても次の2つの更新を正常にインストールすることができませんでした。

図24.Windows Update 一部エラー

図24.Windows Update 一部エラー

ただしこれはハードウェア構成に因るところもあるので、Tiny11によるものとも言い切れません。

 

リモートアクセスでのパフォーマンス確認

RDPを有効にして早速、VPN越しにRDPでアクセスしてみました(クライアント側はRemminaを使用)。

図25.RDPアクセスでYoutube再生

図25.RDPアクセスでYoutube再生

Tiny11ではEdgeすらオミットされているので、ChromeをインストールしてYoutubeを再生してみますが、音・映像共にややカクカクするので、実用レベルには至らず(但し、音もしっかり出ます)。これはRustDeskでも同じレベルなので、この手の用途であれば、Linuxベースの軽量デスクトップの方が良いでしょう。

 

StarWind V2V Converterのように、Windows版しかないソフトウェアをどうしても使わなければならない、そんなピンポイントな用途に用意しておくと便利なのが、私にとってのTiny11です。

図26.StarWind V2V Converter

図26.StarWind V2V Converter


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コンパクトなWindows 11 Tiny11を使った軽量デスクトップ仮想マシンの構築」への3件のフィードバック

  1. みみ

    ダウンロードしようと思ったんですが、ダウンロードできないようですね。(2/14時点)
    アクセス集中で、サーバーに負荷がかかるため中止しているのか、それとも某社から圧力がかかっているのか・・・。
    ミラーサイトやtiny11のtorrentがダウンロードできるサイトってありますか?

    返信
    1. ServerCan 投稿作成者

      インターネット・アーカイブに残っているもう一つのページを本文中に追加しました。そちらからISOもしくはそのTorrentを入手できます。

      返信
      1. 匿名

        ありがとうございました。
        無事に仮想マシンにインストールすることができました。

        返信

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