MegaRAID Storage Manger ホットスワップで仮想ディスク新規作成

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図16.仮想ドライブ設定完了

IBM x3650M2 Windowsサーバのバックアップ用ストレージが手狭になってきたので、まだある空きスロットへ使い古しのSAS HDDをサーバ稼働状態のまま ホットプラグイン で追加、 MegaRAID Storage Manager から初期化と RAID1 ドライブ構築します。

IBM x3650 M2の空きスロットに中古HDD追加

以前、障害の発生したRAIDディスクを、ホットスワップで交換したことのあるIBM x3650M2のWindowsサーバには、まだストレージの空きスロットが2つあるので、

図01.x3650M2の空きスロット

図01.x3650M2の空きスロット

別機で使い古しの300GB SAS HDDをホットプラグで稼働中に追加します。

図02.中古300GB SAS HDD

図02.中古300GB SAS HDD

図03.稼働中にHDD追加

図03.稼働中にHDD追加

MegaRAID Storage Managerでの検出から初期化

ここから先の作業は、Windows ServerにインストールしてあるMegaRAID Storage Manager (MSM)で行なうことができます(OSのユーザ名とパスワードでログイン)。

図04.MSMログイン

図04.MSMログイン

HDDの追加前は普段次のようなダッシュボード画面が、

図05.HDD追加前ダッシュボード

図05.HDD追加前ダッシュボード

システム稼働中でも、HDDを追加するとダッシュボード画面も次のように変化して、新しく追加したディスクが検出されたことがわかります。

図06.HDD追加後ダッシュボード

図06.HDD追加後ダッシュボード

Physical View では物理ディスクの一覧が表示され、追加した2本のディスクは、 Foreign フラグ付きの Unconfigured Good という状態に。

図07.物理ディスク一覧

図07.物理ディスク一覧

物理ディスクを束ねて作成したRAIDドライブは、こちらの Logical View 論理ドライブ一覧で表示されます。

図08.論理ドライブ一覧

図08.論理ドライブ一覧

Physical・Logicalどちらでも、RAIDコントローラの菱形をフォーカスして右クリックすると出て来るメニューで、 Scan Foreign Configuration をクリックするところから始めます。

図09.RAIDコントローラ 右クリックメニュー

図09.RAIDコントローラ 右クリックメニュー

今回は中古ディスクを追加したので、ここで検出された設定を削除します。

図10.検出された既存設定に対する処理

図10.検出された既存設定に対する処理

追加したディスクからForeignフラグが消え、このRAIDコントローラの元で利用可能になりました。

図11.初期化された追加ディスク

図11.初期化された追加ディスク

RAID仮想ディスクの新規作成

初期化したディスク2本を使ってRAID1構成の新たな論理ドライブを作成します。

まず再びコントローラの右クリックメニューから、 Create Virtual Drive を選択。

図12.右クリックメニューから仮想ドライブ作成

図12.右クリックメニューから仮想ドライブ作成

仮想ドライブ作成ウィザードでははじめに、 SimpleAdvanced どちらのモードで進めるか聞かれますので、ここは Advanced を選択。

図13.作成ウィザードモード選択

図13.作成ウィザードモード選択

新規に仮想ドライブを作成するので、 Use unconfigured drives を選択して進みます。

図14.新規仮想ドライブの作成

図14.新規仮想ドライブの作成

仮想ドライブ設定はデフォルトではこのようになっているので、

図15.仮想ドライブ設定初期状態

図15.仮想ドライブ設定初期状態

RAIDレベルでRAID1をセットし、その下の2基の空きドライブをハイライト状態にしたら、 Add ボタンを押して新しいドライブグループへ追加します。

図16.仮想ドライブ設定完了

図16.仮想ドライブ設定完了

次にキャパシティは容量少し小さめに丸めて、交換時のディスク互換性を保ちます。

図17.仮想ドライブ容量設定

図17.仮想ドライブ容量設定

Create Virtual Drive ボタンを押すと、次のようなサマリが表示されてウィザードは終了です。

図18.仮想ドライブサマリ

図18.仮想ドライブサマリ

Physical VIew では全てのディスクが使用中となり、 Logical View では新規作成した仮想ドライブが確認できます。

図19.追加された仮想ドライブ

図19.追加された仮想ドライブ

Windows Serverのディスクの管理コンソールを開き、追加されたディスクを初期化すれば即利用可能になります。

図20.ディスクの管理コンソールで初期化

図20.ディスクの管理コンソールで初期化

 

以上が、中古ディスクの追加からRAID1構築までの流れなのですが、実際にはその過程であれこれとヤラかしてしまいました。次ページにその顛末をまとめます。

 

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