MegaRAID Storage Manger ホットスワップで仮想ディスク新規作成

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番外編1)間違えてJBODにしてしまったら

前ページで中古SAS HDDを追加後、MSM上では (Foreign) フラグが立ってしまい、これを消す方法を探していた時に、魔が差してクリックしてしまったのが Make JBOD でした。

図21.ディスク右クリックメニュー

図21.ディスク右クリックメニュー

こちらは設定ウィザードも何もなく、クリック即JBODモードが発動します。

図22.JBODモード動作中

図22.JBODモード動作中

Windows Serverのディスク管理コンソールでも、オンラインになっているので、中のパーティションを消すことはできます。

図23.管理コンソールから見るJBODディスク

図23.管理コンソールから見るJBODディスク

問題はMSM上ではこのJBODモードを終了させることができないということ。サーバ起動時にBIOSから呼び出せるMegaRAIDの設定ツールであれば、JBODから元に戻すこともできるようですが、この時はパーティションを全て消してサーバを再起動しただけで、次回起動時には (Foreign) フラグのない正常な Unconfigured Good ドライブになりました。

 

番外編2)MegaRAID Storage Manger再インストール要領

IBMサポートサイトで、log4j対策が盛り込まれたバージョンのMSMを見つけたので、何気なくアップデートをしてみたところ、MSMが起動しなくなってしまいました。その後アンインストール、再インストールしてみるも一向にMSMは動く気配がないので調べてみると、同じような現象がBroadcommのサポートKBに挙がっていました。

再インストールの前には、以下の要領で徹底的に痕跡を消し去る必要があるとのこと。

  1. プログラムアンインストーラによるアンインストール
  2. プログラムフォルダを削除
  3. MegaRAID関連レジストリを全て削除

まずは プログラムの追加と削除 からアンインストール。

図24.プログラムアンインストール

図24.プログラムアンインストール

C:\Program Files (x86) の中にある、関連する2つのフォルダを削除。

図25.プログラムフォルダを削除

図25.プログラムフォルダを削除

さらにレジストリエディタでMegaRAIDをキーワードに検索してヒットした項目を全て削除して、ようやくきれいになりました。

図26.レジストリエントリの削除

図26.レジストリエントリの削除

 

MSMインストール前に、Java Runtime Environment (JRE) を先にインストールしておきます(MSMインストーラが必要とするため)。なお、MSMは32bitアプリケーションなので、OSが64bitでも32bit版のJREが必要です。

JREのインストール後、システムのプロパティの中にある環境変数を確認して、

図27.システムのプロパティ

図27.システムのプロパティ

JRE_HOME という変数が正しく登録されているか確認します(MSMのインストーラが使います)。

図28.システム環境変数を確認

図28.システム環境変数を確認

ここで通すパスは8.3形式である必要があるので、必要であれば以下の要領で確認の上、記述します。

 

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