Lenovo ideapad Z580のSSDをclonezillaでディスククローン

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図12.パーティションクローン中

以前、SSD化したLenovo ideapad Z580に搭載したmSATA 240GB SSD が手狭になってきたようなので、中古のSATA 480GB  SSD へ載せ替えるべく、 clonezilla liveを使って ディスク クローン してみました。

clonezilla liveによるディスククローン

Lenovo ideapad Z580のUSBポートに、クローン先のKINGSTON SUV500480G 480GB SSDをSATA-USB変換ケーブルを介して繋ぎ、さらに別のUSBポートにはclonezilla live(clonezilla関連記事はこちら)の入ったUSBストレージを挿して起動します。

図01.clonezilla live ブートメニュー

図01.clonezilla live ブートメニュー

図02.clonezillaの開始

図02.clonezillaの開始

今回はクローンの元先共に物理デバイスなので、 device-device モードを選択。

図03.動作モードの選択

図03.動作モードの選択

普段はビギナーモードを使うのですが、エキスパートモードの遷移内容を確認してみたく、 Expert を選んで進みました。

図04.ウィザードモードの選択

図04.ウィザードモードの選択

ディスク単位でクローンしたいので、 disk_to_local_disk を選択。

図05.クローン単位の選択

図05.クローン単位の選択

クローン元ディスクは、現在内蔵されている256GB mSATA SSDを選択。

図06.クローン元を選択

図06.クローン元を選択

そしてクローン先は変換ケーブルを介してUSB接続されているKINGSTON 480GBを選びます(この辺り、実際には遷移の度にデバイススキャンが走るのか、数分待たされます)。

図07.クローン先を選択

図07.クローン先を選択

そしてここからは、エキスパートモード特有の遷移の詳細パラメータ設定が現れますが、結局何も触らず次へ。

図08.詳細パラメータの設定

図08.詳細パラメータの設定

クローニング前にソース側のファイルシステムをチェックするかどうかの選択も、デフォルトでスキップ。

図09.クローン元のfsck要否指定

図09.クローン元のfsck要否指定

次のクローン先パーティションテーブルの作成方法では、デフォルトがクローン元のパーティションテーブルをそのままコピーするようになっており( -k0 )、そのまま次の遷移へ進んでしまいましたが、ここで

を選択していれば、この後の作業でWindowsパーティションを拡大させる必要は無かったのかも知れません。

図10.パーティションテーブル作成方法

図10.パーティションテーブル作成方法

ウィザードの最後に、クローン完了後の処理を指定すればクローンが始まります。

図11.終了後の処理設定

図11.終了後の処理設定

使用済み40GB程度のパーティションを含んだ総容量240GBのSSDディスクから、480GB SSDへのクローニングは小一時間で完走しました。

図12.パーティションクローン中

図12.パーティションクローン中

図13.クローニング完了

図13.クローニング完了

Windowsパーティションの拡大

早速Z580の底面を開けて、mSATA→SATA変換基板に載った240GB SSDと入れ替えます。

図14.Z580のSSDを入れ替え

図14.Z580のSSDを入れ替え

クローンした480GBのSSDから問題無くWindowsが起動できたので、 ディスクの管理 でパーティションレイアウトを確認。

図15.クローニング直後のパーティション構成

図15.クローニング直後のパーティション構成

ハイライトされているCドライブのパーティションは通常、右クリックのメニューから拡張できるはずなのですが、その後方にシステムリカバリのパーティションがいるためなのか、オンラインのまま拡張させることはできませんでした。

SSDをもう一度取り出してUbuntu 18.04デスクトップに繋いでから、GPartedを使ってパーティションを拡大してみます。

まずリカバリパーティション( /dev/sdd4 )をディスクの最後方へ移動してから、Windowsのドライブ( /dev/sdd3 )の容量を最大限まで確保します。

図16.GParted パーティション拡張前

図16.GParted パーティション拡張前

移動を伴うパーティション操作は開始点が変わってしまうため、トラブルになる可能性から適用時に次の警告が出ます。

図17.GParted 移動に関する警告

図17.GParted 移動に関する警告

適用時にエラーもなく、期待通りのパーティションレイアウトになりました。

図18.GParted パーティション拡張後

図18.GParted パーティション拡張後

SSDを載せ替えてWindows起動

SSDを再びZ580へ戻して起動すると、パーティションをだいぶいじったのでWindowsの正常起動に失敗し、リカバリから診断ウィザードが走って不整合を修正の後、ようやくWindows 10が正常起動するようになりました。

図19.拡張後のパーティション構成

図19.拡張後のパーティション構成

あらためて交換したSSDの情報をCrystalDiskInfoで確認。元々仕事場で見つけた余剰中古SSDなので、少なくとも3年以上の仕様歴があります。

図20.CrystalDiskInfo 480GB SSD

図20.CrystalDiskInfo 480GB SSD

CrystalDiskMarkによるパフォーマンス計測結果は以下の通りで、それまで使っていた中華mSATA SSDと比べて書き込みがやや良くなった気がします。

図21.CrystalDiskMark 480GB SSD

図21.CrystalDiskMark 480GB SSD


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