以前、SSD化したLenovo ideapad Z580に搭載したmSATA 240GB SSD が手狭になってきたようなので、中古のSATA 480GB SSD へ載せ替えるべく、 clonezilla liveを使って ディスク クローン してみました。
clonezilla liveによるディスククローン
Lenovo ideapad Z580のUSBポートに、クローン先のKINGSTON SUV500480G 480GB SSDをSATA-USB変換ケーブルを介して繋ぎ、さらに別のUSBポートにはclonezilla live(clonezilla関連記事はこちら)の入ったUSBストレージを挿して起動します。
今回はクローンの元先共に物理デバイスなので、 device-device モードを選択。
普段はビギナーモードを使うのですが、エキスパートモードの遷移内容を確認してみたく、 Expert を選んで進みました。
ディスク単位でクローンしたいので、 disk_to_local_disk を選択。
クローン元ディスクは、現在内蔵されている256GB mSATA SSDを選択。
そしてクローン先は変換ケーブルを介してUSB接続されているKINGSTON 480GBを選びます(この辺り、実際には遷移の度にデバイススキャンが走るのか、数分待たされます)。
そしてここからは、エキスパートモード特有の遷移の詳細パラメータ設定が現れますが、結局何も触らず次へ。
クローニング前にソース側のファイルシステムをチェックするかどうかの選択も、デフォルトでスキップ。
次のクローン先パーティションテーブルの作成方法では、デフォルトがクローン元のパーティションテーブルをそのままコピーするようになっており( -k0 )、そのまま次の遷移へ進んでしまいましたが、ここで
1 |
-k1 Create partition table proportionally |
を選択していれば、この後の作業でWindowsパーティションを拡大させる必要は無かったのかも知れません。
ウィザードの最後に、クローン完了後の処理を指定すればクローンが始まります。
使用済み40GB程度のパーティションを含んだ総容量240GBのSSDディスクから、480GB SSDへのクローニングは小一時間で完走しました。
Windowsパーティションの拡大
早速Z580の底面を開けて、mSATA→SATA変換基板に載った240GB SSDと入れ替えます。
クローンした480GBのSSDから問題無くWindowsが起動できたので、 ディスクの管理 でパーティションレイアウトを確認。
ハイライトされているCドライブのパーティションは通常、右クリックのメニューから拡張できるはずなのですが、その後方にシステムリカバリのパーティションがいるためなのか、オンラインのまま拡張させることはできませんでした。
SSDをもう一度取り出してUbuntu 18.04デスクトップに繋いでから、GPartedを使ってパーティションを拡大してみます。
まずリカバリパーティション( /dev/sdd4 )をディスクの最後方へ移動してから、Windowsのドライブ( /dev/sdd3 )の容量を最大限まで確保します。
移動を伴うパーティション操作は開始点が変わってしまうため、トラブルになる可能性から適用時に次の警告が出ます。
適用時にエラーもなく、期待通りのパーティションレイアウトになりました。
SSDを載せ替えてWindows起動
SSDを再びZ580へ戻して起動すると、パーティションをだいぶいじったのでWindowsの正常起動に失敗し、リカバリから診断ウィザードが走って不整合を修正の後、ようやくWindows 10が正常起動するようになりました。
あらためて交換したSSDの情報をCrystalDiskInfoで確認。元々仕事場で見つけた余剰中古SSDなので、少なくとも3年以上の仕様歴があります。
CrystalDiskMarkによるパフォーマンス計測結果は以下の通りで、それまで使っていた中華mSATA SSDと比べて書き込みがやや良くなった気がします。