疫情も明けて今年は 香港 から出られそうなので、数年ぶりに深水埗のSIM屋台でデータ SIM を物色。 香港 や 大陸 、台湾などで使える 香港 csl系の HONG KONG MOBI SIM を購入し、今年から新たに義務付けられた 実名登録 をネットで済ませます。
香港CSL系のプリペイドSIM
数年ぶりに深水埗のSIM屋台をまわりました。疫情も明けて以前のような海外との往来が戻りつつある中、どのお店でも香港ローカルの他に、日本を始めとする欧米アジア各地向けのSIMが揃っていました。
近々に家族が大陸へ行く用事があるので、今回のお目当ては大陸向けのデータSIM。以前は聯通のSIMをよく買っていましたが、大陸への通関がまだ完全開放とは言い難いこともあり、大陸向けはあまり選択肢が少なく、価格やデータ量もいまいち。
そんな中、聯通SIMよりはいいかなと言う理由で購入したのが、HONG KONG MOBI 365 Day Roaming Prepaid SIMです(購入価格はHKD90)。

図01.HONG KONG MOBI SIMパッケージ
香港CSLが扱っているプリペイドSIMなので、香港では当然CSLの電波をつかみます。その他各地でのキャリアは以下の通り。
- 大陸 : 中国聯通 China Unicom
- 澳門 : 澳門電訊 CTM
- 台灣 : 台灣大哥大 Taiwan Mobile
パッケージには大きく24GBと書かれているのが目を引くのですが、その半分12GBは香港ローカル用、もう半分12GBがローミング用という割り振りがありました。
2,000分の香港ローカル通話も含まれていますが、電話番号は購入時にはなく、実名登録によるアクティベーション後に降って来る仕組みになっています。
アクティベーション後365日間有効で、チャージもできますが新しいSIMを買った方が安いので、どんどん使い捨てるイメージです。
オンライン実名登録に挑戦
政治的などの大人の事情により、2023年になっていよいよプリペイドSIMにも実名登録が義務付けられました。
実名登録はPCブラウザでも行えますが、その過程でIDカードなどの身分証明を撮影・送信する必要が有るので、SIMを挿したスマートフォンで作業を進めるのが無難です。
以前記事にしたこともある、Xiaomi 11T Pro(Android 12)にSIMカードを挿して電源を入れると、HK Mobileというキャリア名が現れました。
- Profile : csl
- APN : mobile
初回起動時には早速、キャリアから実名登録を促すSMSが送られてきます。
実名登録のサイトURLはパッケージ表のQRコードが記載されていますが、こちらのSMSのリンクから開くと、登録中にSIMカード番号を入力する手間が省けて便利です。
身分証明には香港IDカードの他、外国人向けにはパスポート、法人名義の場合はBR登記証も使えるようです。
私は既に新しいIDカードへ更新しているので、 New Smart Identity Card を選択し、カメラでIDカードを撮影します。
IDカードから読み取られた個人情報を確認の上、任意でメールアドレス欄を入力、ダイレクトマーケティングのオプトアウトに注意しながら送信します。
送信完了ページの文言の「1営業日お待ちください」に戸惑いましたが、実際には週末にも関わらず登録完了の30分後、登録完了のお知らせと付与された電話番号がSMSで送られてきて一安心。
cslサイトで使用量を随時確認
SIMサービスの使用量などを随時確認できるサイトがcslにあるようなので、早速アクセスしてみます。先のSMSで付与されたSIMの電話番号と、SIMカードに記載されていたパスワードでログイン。
Card Information でSIMカードの現在の登録状態や残高、
Usage Entitlement Summary で現在の利用可能なデータ通信量も確認可能です。
このデータSIMをポケットWiFiに入れて使おうと思うので、SIMの残高を随時オンラインで確認できるのは有り難い限りです。
翌月に実名登録の返礼サービスはくるのか
冒頭のリーフレット(図02参照)には、「実名登録をするとその翌月にSIMカードの期限延長と、さらに20GBのデータ枠を進呈」と謳われています。
実際には、実名登録の翌月の中旬に差し掛かった頃、再びサイトで確認してみると、確かにSIMカードの有効期限が半年程度延長され、
20GBのデータ枠がもらえたものの、香港ローカル向けで期限が一ヶ月程度という微妙な仕様でした。