Aliexpressで中華安物SSD購入記 KingFast編

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前回に懲りず、また Aliexpress で安物SSDを購入しました。今回は他の皆さんのレビューなどを調べ、性能はともかく安くて偽装のない KingFast の1TB SATA SSD にしました。

購入概要

前回Aliexpressから購入した偽装品SSDが返金された後、

あらためて購入したのがこちらのKingFast社の 1TB SATA SSDです。

図01.KingFast SSD開梱

図01.KingFast SSD開梱

偽装品を避けるとどうしても前回と比べて割高になるので容量を1TBに落とし、2基で計USD72.23(送料無料)で購入、その11日後に商品が届きました。

スポンジクッション入りの箱に入ったのは、SSD本体と取り扱いマニュアル。

図02.KingFast SSD商品パッケージ

図02.KingFast SSD商品パッケージ

ハードウェア確認

SSD本体裏面ラベルには型番と、前回とは異なりきちんと個体固有のシリアル番号がありました(但しこのシリアル番号と後述のCrystalDiskInfoで確認されるシリアル番号は全く別)。

図03.KingFast SSD裏面ラベル

図03.KingFast SSD裏面ラベル

裏面周囲の溝に沿って開けようとする行為が保証対象外になるので、ここからは自己責任で進めます。

図04.Warranty Voidシール

図04.Warranty Voidシール

嵌め合いがキツいためか、構造的に敢えてそうしているのか分かりませんが、かなり強く嵌っているので多少手こずりつつも、筐体を開けることができました。

図05.KingFast SSD筐体を開く

図05.KingFast SSD筐体を開く

基板構成も前回同様で、気になるコントローラチップに改ざんの跡は見られず、Maxio社のMAS1102Bが使われていました。

図06.KingFast SSD基板表裏

図06.KingFast SSD基板表裏

こちらでレビューされている商品と基板は全く同じなので、OEM品なのでしょう。

 

前回の偽装品と外観比較

少し意地悪く、前回の偽装品SSDとこのKingFast SSDの筐体を比べてみると、蓋の部分の形状が微妙に異なり、KingFastの方がやや複雑な凹凸でデザインされており、これが嵌め合いの固さに繋がっていそう(下図左がKingFast、右が偽装品)。

図07.KingFastと偽装品筐体比較

図07.KingFastと偽装品筐体比較

中の基板の配置や、基板上の穴位置はどちらも同じなので、規格モノなのでしょう(凡例同じ)。

図08.KingFastと偽装品内部比較

図08.KingFastと偽装品内部比較

SSD基本情報確認

Windows 10 PCのSATAポート繋ぎ、NTFSでフォーマットの後、CrystalDiskInfoで基本情報を確認します。

図09.CrystalDiskInfo 1基目

図09.CrystalDiskInfo 1基目

2基目も同じ内容。ちなみに比べるのもおかしな話ですが、前回の偽装品はACS-3であったのに対し、このKingFast SSDはACS-4と記されています。

図10.CrystalDiskInfo 2基目

図10.CrystalDiskInfo 2基目

CrystalDiskMarkの結果は2基共に、SATA-IIIの標準的な速度と言える結果でした。この辺りはAliexpressの商品購入ページに記載されていたベンチ結果と同等です。

図11.CrystalDiskMark結果

図11.CrystalDiskMark結果

H2testwによる偽装チェック

最後に気になるH2testwによる偽装チェックの実行結果を、まずは1基目から。

図12.H2testw検査パス 1基目

図12.H2testw検査パス 1基目

2基目もしっかり表記容量通りしっかり書き込みと読み取りが成功しました。

図13.H2testw検査パス 2基目

図13.H2testw検査パス 2基目

 

このSSDは、さほど大容量を必要としない小規模のNASを作るのに、RAID1構成で使おうと思っています。

 

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