Twitter広告ツイートを消すChrome拡張Hide Twitter AdsをFirefoxで使う

公開

それまで Firefox で愛用していたBetter Twitterアドオンで 広告ツイート が消えなくなってしまったため、同様の Chrome ブラウザ拡張Hide Twitter Adsが Firefox で使えないか、プロファイルのインポートや、アドオンファイルの改変を試してみました。

いきさつ

以前、記事にまとめたようにTwitterのタイムライン閲覧はFirefoxではBetter Twitterアドオン、ChromeではHide Twitter / X.com Ads拡張を導入して、広告ツイートを消していました。

その後、2024年5月にTwitterが使用するドメインがX.comへ移行されてから、これらアドオンもアップデート。

すると、Better Twitterアドオンが効いてるはずのFirefoxで広告ツイートが消えない現象が発生。公式GitHubにて問い合わせるも、作者さまサイドでは現象が再現されないとのことで、お手上げ状態。

一方で、Chromeに入れているHide Twitter / X.com Ads拡張は、X.comへの移行後もこれまで通りに広告ツイートを消してくれるものの、残念ながらFirefox版はリリースされていません。

 

Chrome→Firefoxプロファイルインポート

近年は両ブラウザの拡張機能の仕様に歩み寄りが進んだのか、ChromeからFirefoxへのプロファイルインポートに拡張機能が含まれるようになりました。

そこでこの機能を利用して、Chromeブラウザに入れたHide Twitter / X.com Ads拡張をFirefoxへインポートしてみます。

まず、Chromeに新しいプロファイルを作り、ChromeストアからHide Twitter / X.com Ads拡張だけをインストール。

図01.新プロファイルに拡張機能のみ

図01.新プロファイルに拡張機能のみ

次に、Firefoxの設定ページ about:preferences を開き、 データをインポート ウィザードでChromeのプロファイルをインポート…

図02.Firefoxデータをインポート

図02.Firefoxデータをインポート

するも、すんなりとはインポートさせてもらえず。

図03.Firefox拡張インポートエラー

図03.Firefox拡張インポートエラー

Chrome拡張を改変して直接Firefoxで試す

GitHubに公開されているHide Twitter / X.com Ads拡張のソースや、Firefox向けのBetter Twitterアドオンのソースを見比べてみてもそう大差ない構成に思えたので、Firefoxアドオンのデバッグ機能で一時的に読み込ませてみます。

まず、GitHubよりHide Twitter / X.com Ads拡張のソースをローカルへダウンロード・展開。そのファイル構成は以下の通りです。

次に、Firefoxの 拡張機能の管理アドオンをデバッグ を開き、

一時的なアドオンを読み込む をクリックして、展開したソースファイルのいずれかを選択( manifest.json を探してくれます)して、一時的な利用を試みるもエラー。

図04.一時的な拡張機能エラー

図04.一時的な拡張機能エラー

ただ、ここで具体的にエラーの内容が挙がるので、これをヒントにソースファイルを改変します。

と言っても、 manifest.json 中の background.service_worker 項をコメントアウトしたのみ。参照先に指定されている background.js には、GitHubページへのリンクがあるだけで、機能への影響が無さそうに思えたため。

これで再度、一時的なアドオンを読み込むを実行してみると、今度は正常に組み込まれました。

図05.一時的な拡張機能成功

図05.一時的な拡張機能成功

拡張機能の設定で必要な権限を付与した後、Twitterのタイムラインを開くと、広告ツイートが消えていました。

図06.Hide Twitter X.com Ads設定

図06.Hide Twitter X.com Ads設定

以上はあくまでも一時的なアドオンの利用なので、Firefoxの再起動後は使えません。そこで、自分だけの非公開アドオンの形にして、他のアドオン同様に扱えるようにします。

ただ、開発版ビルドのFirefoxでもない限り、自分だけの非公開アドオンと言えども、導入にはFirefoxアドオン開発者センターへの登録や認証が必要です。

 

mozillaアカウントの2段階認証

Firefoxアドオン開発者センターに自身のmozillaアカウントでログオンしようとすると、まず2段階認証の有効化が強制されます。

図07.2段階認証の有効化

図07.2段階認証の有効化

QRコードを認証アプリ(Google Authenticatorを使いました)で読み取り、コードを返してログイン。

図08.Google Authenticator

図08.Google Authenticator

こうして、mozillaアカウントの2段階認証が有効になりました。

図09.mozillaアカウント設定

図09.mozillaアカウント設定

アップロードファイルの準備

アドオン開発者センターへアップロードするファイルのうち、先ほど改変した manifest.json に、一意なIDを browser_specific_settings 項の中に記述します(これがないとアップロード時に怒られます)。

次にアドオンソースファイルのあるディレクトリに入って、その中身を圧縮します。

最後に拡張子を xpi へリネームすれば、アドオンのアップロード準備は終わりです。

 

自分用非公開アドオンを登録

Firefoxアドオン開発者センターを開いて、 初めてのアドオンを登録 ボタンを押します。

図10.Firefoxアドオン開発者センター

図10.Firefoxアドオン開発者センター

このバージョンの配布手段では、自分用の非公開アドオンなので On your own を選択。

図11.このバージョンの配布手段

図11.このバージョンの配布手段

Select a file ボタンを押し、準備しておいたxpiファイルをここでアップロードします。アップロードされたファイルの内容に不備があればここで指摘されるので注意。

図12.バージョンをアップロード

図12.バージョンをアップロード

ソースコードを提出する必要は無いと思うので、 いいえ を選んで次へ。

図13.ソースコードレビュー要否

図13.ソースコードレビュー要否

新しいアドオンの登録が完了。あとは署名されるのを待つだけです。

図14.新しいアドオンの登録完了

図14.新しいアドオンの登録完了

署名された自分用アドオンをインストール

登録したアドオンは非公開なので、その状態はアドオン開発者センターでのみアクセスが可能。 自分のアドオン一覧 でアドオンをクリック。

図15.自分のアドオン一覧

図15.自分のアドオン一覧

アドオンの製品ページ 左メニューの ステータスとバージョンを管理 をクリックします。

図16.アドオン製品ページ

図16.アドオン製品ページ

メールでの通知は有りませんでしたが、登録から数分後にはアドオンは承認済みになっていました。これで署名済みアドオンをダウンロードできるので、バージョン番号のリンクをクリック。

図17.ステータスとバージョン

図17.ステータスとバージョン

ファイル項にあるのがダウンロードリンクなので、これをクリックすればダウンロードとインストールが始まります。

図18.自分用アドオンをFirefoxへ追加

図18.自分用アドオンをFirefoxへ追加

ちなみにこの xpi ファイルをダウンロードして中を覗いてみると、署名ファイルが内包されていました。

こうしてFirefoxへインストールされた自分用アドオンは、他のアドオン同様にFirefoxの再起動後も引き続き利用することができます。

図19.Firefox拡張機能内の自分用アドオン

図19.Firefox拡張機能内の自分用アドオン

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