中国移動 RAX3000MのWebUI
分解した本体を全てもとに戻し、スタンドアロンの状態で通電。製品ラベルに記載されているSSIDとパスワードでPCからWiFi接続の後、Chromeブラウザで http://192.168.10.1/ を開くとログイン画面が開きます(Firefoxでは正常に開くことができず)。
スタンドアローンの状態ではブリッジモードで動作するようになっているようで、他には基本的なルータモードやWiFiリピータモードをサポートしている模様。
現在接続中のデバイス一覧では、デバイス毎の速度制限を課すこともできる他、
メッシュWi-Fiを組むことも可能(デフォルトではオフ)。
システム情報には中国移動の名があるのみで、実際の製造メーカーはどこなのかなど詳細は不明。
その他WebUIには、ISPらしくIPTVサービス関連の機能や、
セキュリティ関連では、ファイアウォールやURLフィルタリング、さらにペアレンタルコントロール機能もありました。
管理者機能では、ルータを定期的に再起動させる機能が用意されているのが、中華ルータらしくもあります。
USBポートにUSBストレージを挿しての簡易的なSMBファイル共有も標準で有り。
Dropbear SSHの有効化
H3C Magic NX30 Proの時は純正ファームウェアでTelnetを有効にすることが出来たため、それを足掛かりにSSHを有効化、OpenWrtファームウェアへの書き換えへと進むことができましたが、本機CMCC RAX3000Mにそうした穴は無し。
本機でのSSH有効化手順は、中華テック界隈で多くの方々が解説されているように、
設定ファイルのエクスポート機能を利用してダウンロードして改ざんの後、アップロードして適用させることで、内蔵のDropbear SSHを稼働させようとするものです。
ということで、ここから接続方法をWiFiから有線へ変更、 管理 → 配置管理 ページを開いて、設定ファイルをエクスポートします。
ダウンロードした設定ファイル cfg_export_config_file.conf は、名前からしてただのテキストファイルと思いきや、暗号化されているのでテキストエディタで開くわけにはいかず。
そこで、既に知れている復号キーを用いて、以下の要領で復号、tar解凍します。
|
1 |
$ openssl aes-256-cbc -d -pbkdf2 -k $CmDc#RaX30O0M@\!$ -in cfg_export_config_file.conf -out - | tar -zxvf - |
生成された etc フォルダ以下に解凍された設定ファイル群のうち、改ざんが必要なのは次の2つ。
- etc/config/dropbear
- etc/shadow
1つ目はDropbear SSHの設定ファイルで、デフォルトではフラグで無効化されているのを有効化します。
|
1 2 3 4 5 6 |
config dropbear option enable '0' ←ここを'1'に option PasswordAuth 'on' option RootPasswordAuth 'on' option Port '22' # option BannerFile '/etc/banner' |
そしてもう1つは、rootユーザアカウントのパスワードを消してしまうもの。
|
1 2 3 4 |
変更前) root:$1$YebSmMyK$8TBIUnTLK/4eCYDqtYaD4.:19179:0:99999:7::: 変更後) root::19179:0:99999:7::: |
以上の編集作業を終えたら、今度はtar圧縮の後、同じ復号キーで暗号化した設定ファイルを生成します。途中、権限問題が発生するのはそのままで問題なさそう。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
$ tar -zcvf - etc | openssl aes-256-cbc -pbkdf2 -k $CmDc#RaX30O0M@\!$ -out cfg_export_config_file_new.conf etc/ . - 略 - . etc/wireless/ etc/wireless/mediatek/ etc/wireless/mediatek/mt7981.dbdc.b0.dat tar: etc/wireless/mediatek/DBDC_card0.dat: Cannot open: Permission denied etc/wireless/mediatek/mt7981.2.dat etc/wireless/mediatek/version etc/wireless/mediatek/mt7981.dbdc.b1.dat . - 略 - |
設定ファイルをエクスポートしたページで、今度は改ざんした設定ファイルをアップロード、インポートします。
インポート後、ルータは自動的に再起動します。
再起動後、WebUI上は特に変化ありませんが、ポートスキャンするとSSHが利用可能なのを確認、パスワード無のrootユーザでログイン。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 |
$ nmap 192.168.10.1 Nmap scan report for br-lan.RAX3000M.lan (192.168.10.1) Host is up (0.00090s latency). Not shown: 996 closed tcp ports (conn-refused) PORT STATE SERVICE 22/tcp open ssh 53/tcp open domain 80/tcp open http 3517/tcp open 802-11-iapp $ ssh root@192.168.10.1 BusyBox v1.33.2 (2023-10-10 00:55:19 UTC) built-in shell (ash) ______ ____ ____ ______ ______ .' ___ | |_ \ / _| |_ _ `. .' ___ | / .' \_| | \/ | | | `. \ / .' \_| | | | |\ /| | | | | | | | \ `.___.'\ _| |_\/_| |_ _| |_.' / \ `.___.'\ `.____ .' |_____||_____| |______.' `.____ .' --------------------------------------------------------------- For those about to rock... (21.02-SNAPSHOT, r0-9a55f5104) --------------------------------------------------------------- === WARNING! ===================================== There is no root password defined on this device! Use the "passwd" command to set up a new password in order to prevent unauthorized SSH logins. -------------------------------------------------- root@RAX3000M:~# uname -a Linux RAX3000M 5.4.188 #0 SMP Tue Oct 10 00:55:19 2023 aarch64 GNU/Linux root@RAX3000M:~# df -h Filesystem Size Used Available Use% Mounted on /dev/root 14.5M 14.5M 0 100% /rom tmpfs 240.6M 348.0K 240.3M 0% /tmp /dev/ubi0_4 5.7M 360.0K 5.0M 7% /overlay overlayfs:/overlay 5.7M 360.0K 5.0M 7% / tmpfs 512.0K 0 512.0K 0% /dev /dev/mtdblock7 6.4M 6.4M 0 100% /mnt/mtdblock7 /dev/mtdblock8 6.4M 6.4M 0 100% /mnt/mtdblock8 ubi1_0 28.8M 28.0K 27.3M 0% /plugin /dev/mtdblock7 6.4M 6.4M 0 100% /tmp/cmcc/framework root@RAX3000M:~# free -h total used free shared buff/cache available Mem: 492844 150144 303824 740 38876 326916 Swap: 0 0 0 |
次回は、OpenWrt謹製ファームウェアへの載せ替えに挑戦です。














