ESP Easyのことを調べていた時に見つけたのが、Sonoff製のスマートスイッチ群。
他社より圧倒的にリーズナブルなこともあり、日本でもこれにESP Easyを焼き込んで使い倒す遊び方が流行っているようです。
早速、淘寶で専用温湿度センサ共々ポチってみました。購入したのは最も小さな10Aまで制御出来るTH10。
もっとごつい、配電盤などにあるブレーカーのようなのを想像していたのですが、一回り小さくスタイリッシュです。

お約束のリバースエンジニアリング。基板左端にはシリアル用のパターンが用意されています。そして、巷に出回っている基板と違って、ヒューズがありませんね。

ひっくり返すとおなじみのESP8266がありました。そして当然ながら、裏面にもヒューズありません(-_-)。

結線に際して説明書に出て来る「L(Live)」、「N(Neautral)」という表記、交流だから極性が無いのは知っていますが、子供の頃に感電したトラウマがあるので、手元に転がっているコンセントの記述を再度確認。やはり、LとNはまちまちです。

ということでアースにだけ気をつけて結線。電線の外皮が必ずケースに掛かるようにします。

お試し通電確認だけして、蓋を閉じます。この時、電線の外皮が被っているので、こんな風にちゃんと閉じることが出来なくて正解。引っ張りなどのテンションが外皮からケースに逃げるようにして、中の各電線が劣化、断線してしまうのを防ぎます。

別売りの温湿度センサを接続すれば出来上がり。通電し、スマフォにアプリを入れて初期設定へ。

初期設定はおそらく、
- TH10本体上面の押しボタン長押しで、機器をAPモードに。
- スマフォのアプリはこの機器のAPを検出して直接接続。スマフォにWiFi+の機能がある場合は切っておくのがベター。
- アプリは持ち主に今使っているWiFiのSSIDとフレーズを入力してもらう。
- アプリはそれらの情報を現在繋がっている機器へ直接送信。
- 機器はAPモードを終了し、通常のクライアントモードとして、受け取ったSSIDとパスフレーズのWiFiへ接続試行。
- めでたく開通。
こんな流れだと想像して作業すると、途中でコケても再試行の要領がよいはずです。

スマートスイッチにとって、センサはあくまで制御の判断材料でしか無いので、アプリ上での扱いもこのようにシンプルです。
とは言え、中に構成されるパーツのコストに毛が生えた程度の価格で、汎用性の高い環境センサを構築することが出来てしまうSonoffの功績は素晴らしいものと言えるでしょう(オサレな筐体な他社がボッタクリすぎ)。
これからのIT技術者は電子のみならず電気の知識も必要になることから、電工C牌を取ろうかしらと調べています。間違いなく、社内の電球交換とかやらされますね。