中華テック界隈で話題になっていた格安 WiFi6 ルータ H3C Magic NX30 Pro を買いました。ファームウェアをOpenWRTへ入れ替える前に、ハードウェアやメーカー謹製ファームがどんなものか確認します。
H3C Magic NX30 Pro
H3C Magic NX30 Pro WiFi6ルータを淘寶で購入したのは2023年8月、購入価格はRMB199でしたが、逃してしまったセールの頃はもう少し安かったようです。
OpenWrt公式サイトのハードウェア情報によると主要スペックは次の通りで、他社でもよくある定番のチップセット構成でした。
- CPU MT7981B Dual Core 1.3GHz CPU
- 128MB NAND Flash
- 256MB RAM
- MT7976C 11ax WiFi AX3000 ( 2.4G: 574Mbps + 5G: 2,402Mbps )
- MT7531AE Switch
箱に入っていたのは本体の他に、ACアダプタとCat.5Eケーブル、クイックスタートガイドでした。

図02.NX30 Pro本体と付属品
ACアダプタは、AC100−240Vユニバーサル入力で、出力はDC12V1A。
ハードウェア外観
筐体は立てて使うのを前提とした三次元形状で、アンテナも固定なので棚に収めるような収納方法には向いていません。右下の赤いのは電源スイッチではなく、WiFi関連のファンクションスイッチ。

図04.NX30 Pro 前面視
背面はWANが1口とLANが3口、電源入力とリセットボタンが並んでいる他、デフォルトアクセスのための情報やQRコードが印刷されています。
ハードウェア中身
筐体左右端に見える4本のネジと、コネクタ群の左右にあるネジ2本を外しても、筐体はガッチリ嵌まっているので分解は難儀。隙間全周にヘラを入れてツメを外し、アンテナ根元付近のきつい勘合を端から少しずつ外していき、2〜3時間費やしてようやく分離できました。
中では一切ネジは使われておらず、基板も筐体から生えた位置決めピンに穴が挿さるだけの構造。
基板左からまず、WAN・LANポートを担うMT7531AEスイッチ。
その右隣りがMT7981BA デュアルコアCPUと、南亞Nanya 256MB DDR2 SDRAM。
右端のチップがMT7976CN WiFi6モジュールです。
MediaTek製のWiFiモジュール各種については、こちらのWiKiが大変良くまとめられています(Great Works!!)。
基板の更に右端、ファンクションスイッチの下には、デバッグ用のシリアルポートのパターンが見受けられます。

図11.基板端にシリアルパターン
ヒートシンクは基板の裏側にあり、基板とサーマルパッドを介して接する構造。ヒートシンク上の3つの穴で、背面側の筐体と位置決めされます。

図12.NX30 Pro基板裏面
ヒートシンクとサーマルパッドを剥がしてみました。
基板中ほどにあるのが、winbond製 1Gbit NANDフラッシュです。
ハードウェアの確認はここまで。次ページでは、電源入れてWebUIと機能をざっくりと確認します。










