Sony Vaio VPCSA26GGを古いBIOSへ巻き戻して失われしSATA3を取り戻す

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SSD交換時に初めて気づいた、Sony Vaio VPCSA26GGのSATA3無効化問題。せっかくSATA3対応SSDを使っているので、SATA3無効化の無い、古いBIOSを探して更新、SATA3の速度が出るようになりました。

現行BIOSではSATA2に制限

Sony Vaio VPCSA26GGの最終版BIOSは、2012年6月頃リリースの R2087H4 です。

図01.現行BIOS R2087H4

図01.現行BIOS R2087H4

このモデルはIntel HM67チップセットを搭載しているので、本来ならばSATA3が利用可能にも関わらず、SATA3対応SSDを繋いでもSATA2接続してしまうことに、先日初めて気づきました。

図02.CrystalDiskInfo SATA2接続時

図02.CrystalDiskInfo SATA2接続時

図03.CrystalDiskMark SATA2接続時

図03.CrystalDiskMark SATA2接続時

この現象については、本モデルの発売当時は結構話題だったことが、5chの関連スレッドの当時のやり取りから伺い知ることができます。

このスレッドの中で度々挙がっている解決方法が、今回試す古いバージョンBIOS R1031H4 への巻き戻しです。

 

BIOS更新ファイル捜索

2014年にSonyがVaio事業を手放したことを機に、関連サポートサイトも軒並み閉鎖、公式ルートでのドライバやBIOS更新ファイルなどの入手はできなくなりました。

こんな時に頼りになるインターネットアーカイヴにも、その容量の大きさからか、巨大なアーカイヴのかたまりがあるのみで、個別に検索できず。

ただ、このかたまりを有志の方がホスティングして公開しているところがいくつかあるので、元々のVaioサポートサイトのURI文字列をキーワードに検索すると、利用可能な巨大なアーカイヴが見つかると思います(もちろん自己責任にて)。

見つけたサイトで古い R1031H4 と併せ、もしもに備えて現行の R2087H4 のBIOS更新ファイルも、手元にダウンロードしておきました。

図04.R1031H4 BIOS Update Link

図04.R1031H4 BIOS Update Link

図05.R2087H4 BIOS Update Link

図05.R2087H4 BIOS Update Link

実行形式アーカイヴの中身を閲覧してみると、いずれもBIOS ROMファイルと更新ツールが収録されていました。

図06.EP0000248982.EXEの中身

図06.EP0000248982.EXEの中身

図07.EP0000269046.EXEの中身

図07.EP0000269046.EXEの中身

古いBIOS R1031H4へ巻き戻し

BIOS R1031H4 が収められた EP0000248982.EXE を、管理者権限で実行します。

図08.EP0000248982.EXEを実行

図08.EP0000248982.EXEを実行

元々の英語版に日本語言語パックを入れたWindows 10なのか、開いたVAIO BIOS Update Toolウィンドウの日本語部分は全て文字化け。それでも アップデート ボタンらしきのを押下。

図09.VAIO BIOS Update Tool

図09.VAIO BIOS Update Tool

数分後、これまた文字化けのポップアップで、BIOSアップデート完了を知らされ(多分)、OKボタンを押すと再起動ではなく、シャットダウンします。

図10.BIOSアップデート完了

図10.BIOSアップデート完了

BIOS R1031H4を確認

電源スイッチを押した後、 F2 キー連打でBIOSに入ってみるも、そのバージョン番号以外はそれまで使っていた R2087H4 と全く同じ。相変わらず最小限の項目しかありません。

図11.R1031H4 BIOS Main

図11.R1031H4 BIOS Main

図12.R1031H4 BIOS Advanced

図12.R1031H4 BIOS Advanced

図13.R1031H4 BIOS Security

図13.R1031H4 BIOS Security

図14.R1031H4 BIOS Boot

図14.R1031H4 BIOS Boot

図15.R1031H4 BIOS Exit

図15.R1031H4 BIOS Exit

SATAの動作モードについても何も設定はないので、このままBIOSを抜けます。

 

SATA3アクセス復活

Windowsを起動後、CrystalDiskInfoでSATA3が有効になっていることを確認、CrystalDiskMarkでもSATA3らしい速度が得られました。

図16.R1031H4 CrystalDisk結果

図16.R1031H4 CrystalDisk結果

続いてデュアルブートのUbuntu 22.04側へ再起動、こちらでもSATA3モードで動作していることが確認されました。

図17.R1031H4 KDiskMark結果

図17.R1031H4 KDiskMark結果

余談)BIOS-Modの改変BIOSを試す

Sony Vaio S SeriesでSATA3が無効化された問題は日本のみならず海外でも当時話題で、BIOS改変サイトにスレッドが残っているのですが、流石に貼られているダウンロードリンクは切れまくり。

そんな中から R2087H4 の改変BIOSを見つけてダウンロードしました。ファイルサイズはオリジナルと全く同じ。

EP0000269046.EXE を解凍した(図07参照)フォルダの中に、ダウンロードしたROMファイルをオリジナルROMファイルと入れ替え、 WBFLASH.exe を管理者権限で実行すると、VAIO BIOS Update Toolが立ち上がるので、あとは同じ要領でBIOS更新します。

図18.改変BIOSへの更新

図18.改変BIOSへの更新

シャットダウンからの起動後、BIOS画面に入ってBIOSバージョンを確認。

図19.改変BIOS Main

図19.改変BIOS Main

Advanced のページは純正では隠されていた様々なインターフェイスの設定項目が現れていました。

図20.改変BIOS Advanced

図20.改変BIOS Advanced

IDE COnfiguration を確認するも、SATA動作モードの設定項目はありませんでした。

図21.改変BIOS IDE COnfiguration

図21.改変BIOS IDE COnfiguration

このままWindowsを起動するも、やはりこのバージョンのBIOSはSATA2モードでの動作。加えてシステムが不安定で何度か青画面エラーに見舞われたので、致命的なことになる前に、 R1031H4 へ戻しました。

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