Ubuntuアプリが数多く収録されているリポジトリXtraDebの部分導入

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Ubuntu 24.04.1セットアップの過程で、アプリが数多く収録されているリポジトリから必要なパッケージだけを参照する方法を、XtraDebを例に試してみました。

XtraDeb

日頃よく使うアプリの中には、Ubuntuシステムリポジトリに収録されているバージョンが古かったり、アプリ開発側でも最新版はSnapFlatpakAppImageなど、サンドボックス系での提供を前提にしているものが近年特に増えてきました。

そんなアプリの最新版が数多く収録されているのが、こちらのXtraDeb

Launchapd PPAで収録パッケージをUbuntu 24.04 Nobleでフィルタリングしてみると、計43パッケージありました。

図1.Ubuntu Noble向けパッケージ一覧

図1.Ubuntu Noble向けパッケージ一覧

パッケージバージョン比較

この中から、インストールしたいアプリのバージョンをUbuntuシステムリポジトリと比較してみると、

このPPAを参照すれば、各アプリの現行版をdebパッケージでインストール可能(おそらく今後の更新も)なことが分かりました。

 

リポジトリ内パッケージの優先付け

PPA導入に当たっての懸念は、収録されているパッケージの中にFirefoxが含まれていること(図1参照)。前回記事で記した通り、Firefoxは公式のMozilla PPAを参照しているので、バージョン如何に依らずXtraDebからはインストールしたくありません。

そんな、「PPAに収録されている一部のパッケージのみを利用したい」場合の対処法が、XtraDebのWikiページに記されていました。

上述の例を参考に、先ほどの4つのパッケージだけはXtraDebからインストールするような、リポジトリの優先順位付けを次のように設定しました。

 

リポジトリ追加

PPAの優先付けが済んだので、XtraDebリポジトリを登録します。

優先付けが効いているのか、まずはXtraDebからインストールしたい gparted を確認。

次に、 firefox パッケージがXtraDebを向いていないことも確認。

 

パッケージのインストール

優先付けが正しく機能しているのを確認できたので、各パッケージをインストールします。まずは gparted から。

図2.GPartedについて

図2.GPartedについて

続いて filezilla をインストールします。

図3.Filezillaのバージョン情報

図3.Filezillaのバージョン情報

ちなみに、Filezillaの環境以降は ~/.filezilla/ か、 ~/.config/filezilla/ の中身をコピーするだけ。

次にCLIベースのダウンローダ、 yt-dlp をインストールします。

そして yt-dlp のフロントエンドにもなるGUIベースのメディアダウンローダ、 clipgrab をインストール。

図4.About ClipGrab

図4.About ClipGrab

以前記事にしたように、 yt-dlp が日本のTVerに対応しているので、 clipgrab からGUIベースでTVer内の動画コンテンツを海外でもダウンロードすることができます。

図5.ClipGrabで海外からTVerダウンロード

図5.ClipGrabで海外からTVerダウンロード

Ubuntu 24.04.1のセットアップも終盤、次回は多機能ターミナルソフトTerminatorのちょっとしたトラブル対処法を。

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