クラスタ構成を済ませたProxmox VE 8ノードに備わっているインポートウィザードを使って、VMware ESXiハイパバイザ内の仮想マシンをインポートしてみました。
まえがき
以前はターミナル上でCLIベースでしか行えなかったESXiホストからの仮想マシンインポートが、Proxmox VE 8.1.3よりWebGUI上で行えるようになりました。
ちなみに、検証済みのVMware ESXiのバージョンは、ver.6.5以降とドキュメントでは謳われています。
なお、本記事での検証環境は、次の通り。
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[VMware vCenter] ├─ ESXi v6.7.0 U3 Host : vm25 └─ ESXi v6.7.0 U3 Host : vm26 [Proxmox VE Cluster] ├─ Proxmox VE v8.2.7 Node : pve21 └─ Proxmox VE v8.2.7 Node : pve25 |
ESXiホストをストレージのように登録
まず、ProxmoxのWebUIを Datacenter > Storage と辿り、 Add ボタンで開くプルダウンメニューから ESXi を選択。
続いて追加するESXiホストの情報を入力します(vCenter管理下でもESXiホスト単位で登録のこと)。そして、 Skip Certificate Verification にチェックを入れて追加します。
追加後、ストレージの一覧と左ペインの各ノードの下に、ESXiホストが現れました。
ストレージのように振る舞うESXiホストをクリックすると、vmxファイルベースのリストがずらり。ESXiホスト内の全データストアが網羅されていました。
ESXiホストからインポート
早速1つ、Linuxベース(Ubuntu 16.04 Server)の小さな仮想マシンをインポートしてみましょう。
仮想ゲスト一覧から仮想マシンを選択の上、 Import ボタンを押すとインポートウィザードが始まります。
まず最初の General 項では、vmxファイルからほぼ相当する仕様が既にセットされるのですが、CPUの種類はデフォルトの x86-64-v2-AES ではインポートエラーになるので(おそらくサーバのCPUが古い)、AES無しの x86-64-v2 へ変更。
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kvm: warning: host doesn't support requested feature: CPUID.01H:ECX.aes [bit 25] kvm: Host doesn't support requested features |
続く Advanced では、SCSIコントローラをデフォルトのLSIから汎用のVirtIO SCSI singleへ変更し、光学ドライブのチェックも外してシンプルに。
インポート実行前に Resulting Config で最終確認。
6GBしかない仮想ディスクの小さな仮想マシンなので、インポートは3分で完走しました。
Proxmox上に、設定通りの仮想マシンが生成されています。
起動してみると、ネットワークが疎通しません。仮想マシンのコンソールで確認すると、インポート作業でNIC名が変わっていたので、 /etc/network/interfaces を編集して解決。
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$ sudo nano /etc/network/interfaces $ sudo service networking restart |
Linuxベースの仮想マシンは、こうしてすんなりとインポートすることができました。次回はWindowsベースの仮想マシンを試してみます。












