前回に続いて今回は、VMware ESXiハイパバイザ上のWindows Server 2012 R2ベースの仮想マシンを、Proxmox VE 8へインポート、サーバマイグレーションを試みます。
インポートウィザード
前回同様、VMware ESXiストレージから、インポートしたい仮想マシンのvmxファイルを選んで Import ボタンを押します。
インポートウィザードの General 項では、 CPU Type をAES無しの x86-64-v2 に。今回インポートする仮想マシンはWindows Server 2012 R2なので、 OS Version を 8.x/2012/2012r2 ファミリーにセット。インポート先のストレージを指定したら、 Live Import のチェックは外しておきます。
次の Advanced 項は、仮想ディスクの設定がWindowsゲストではかなりトリッキー。とにかくインポートを成功させるため、 Prepare for VirtIO-SCSI にチェックを入れ、コントローラは VirtIO SCSI single にセット、仮想ディスクをSATAデバイスとしてインポートします。また、仮想NICはより高いパフォーマンスが期待できるVirtIOに乗り換えます。
以上、インポート設定の全体像は以下の通り。古いOSなのでブートタイプはEFIではなくBIOSです。
ドメインコントローラを担っているだけの、このサーバの仮想ディスクサイズは60GB程度、インポートは20分程度で完走しました。
Proxmox VE内に生成された仮想マシンを確認。初回起動の前にハードウェア構成を変更する必要があります。
現在のシステムに適合したVirtIOドライバの入手
その前にまず、Windows向けのVirtIOドライバを入手します。通常、入手元のこちらから、 latest-virtio フォルダのなかにあるISOファイルを使えば良いのですが、
今回のように古いWindows Server 2012 R2へのインストールに使おうとすると、まさかのWindows 10ファミリ以降という制限に阻まれてしまいます。
調査の結果、Windows Server 2012R2で利用可能なのは、ver.0.1.189までであることが判明。このバージョンのISOファイルを使うことにします。
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https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/archive-virtio/virtio-win-0.1.189-1/virtio-win-0.1.189.iso |
ISOファイルはProxmox VEの local ストレージを開き、 Download from URL を使うと、ローカルに一旦ダウンロードする手間が省けて便利。
仮想マシンの Hardware 項で光学ドライブを追加し、ダウンロードしたISOファイルを指定します。
ダミーSCSI仮想ディスクを追加
インポート直後のシステム仮想ディスクはSATA接続の状態にあり、これを最終的にSCSI接続へ切り替える必要があります。
そこで、初回起動時のVirtIO Winドライバインストール時にVirtIO SCSIドライバがインストールされるよう、撒き餌ダミーのSCSI仮想ディスクを作成、追加します。
仮想マシンの Hardware 項で Add -> Hard Disk を選択して、SCSIバスで適当な容量のディスクを作成します。
さらにOption項でデフォルトでは無効になっているQEMU Guest Agentを有効に変更しておきます。
以上の設定を済ませたら、ようやくインポートした仮想マシンの初回起動です。
次ページでは、VirtIO Winドライバのインストールへ進みます。














