Lenovo Thinkpad T510のRAMとCPUの交換

投稿者: | 2020年9月14日

既に一線を退いて払い下げとなった後、傷だらけの天板だけは中古パーツと交換したLenovo Thinkpad T510 (4349-RY2)のRAM増量とCPUをi5からi7へアップグレードしてみました。

交換前のスペックは次の通りです。

Lenovo Thinkpad T510 4349-RY2

今回はまずCPUをIntel Core i7 640M 4M Cache @2.80GHz へ交換。この頃のi7は2コア4スレッドのなんちゃってi7なので、大した性能向上は見込めませんが、前回VaioのCPUをi7へ交換した時と同様、二手品を淘寶で入手しました(RMB210+送料)。

RAMについては公称最大8GBに対し一部ユーザが16GBの可能性について言及していますが、不確実なことから今回は無難に公称最大8GBへのアップグレードとします(RMB59x2枚+送料)。

 

RAM交換

2本あるRAMスロットの一つは本体裏面にあります。中央部のフタをネジ2本外して開けるだけでアクセス可能です。

図01.T510裏面

図01.T510裏面

純正はELPIDAの2GBでした。右にはちらっとCPUヒートシンクの足が見えてます。ここにもう1スロット設定のあるモデルがあるのかもしれません。

図02.裏面の純正RAM取り外し

図02.裏面の純正RAM取り外し

新旧比較、上が今回交換する中華安物4GB RAMです。SK hynixの表示がチップ上に見えますが果たして。

図03.交換RAM4GBと純正RAM2GB

図03.交換RAM4GBと純正RAM2GB

もう一つのRAMスロットはキーボードの下に有ります。キーボードを外すにはまず、裏面にキーボードのアイコンがマーキングされている穴のネジをいくつか外す必要があり、その一つはこの裏面RAMスロットのすぐそばにあります。

図04.裏面RAM交換後にキーボード固定ネジ確認

図04.裏面RAM交換後にキーボード固定ネジ確認

裏面にあるキーボードアイコンのついたネジを全て外したら、表向きにしてキーボードを画面方向へずらし、見えてくる爪をかわしながら持ち上げると外れます。

図05.キーボードをずらす

図05.キーボードをずらす

こちらも純正ELPIDAの2GB RAMを中華4GBと入れ替え、動作確認の為にキーボードとHDDを接続します。

図06.表面の純正RAM

図06.表面の純正RAM

RAMの右方には以前、Vaioで載せ替えたことのあるWiFiモジュールが見受けられますが、Thinkpad系は純正以外の製品をこのmini PCIスロットに挿してもBIOSによりblacklistedされているらしく、どうしてもWiFiモジュール載せ替えたい人は、バイナリエディタでblacklist無効化したカスタムROMをBIOSに焼き込むのだそうです。

大人しく全ての部品を元通りに組み上げて電源投入。OSが計8GBを認識していることを確認、念の為、CPU-ZのRAM情報を交換前後で比較してみました。

図07.Windows10も8GBRAMを認識

図07.Windows10も8GBRAMを認識

図08.CPU-ZのRAM情報比較

図08.CPU-ZのRAM情報比較

 

 

CPU交換

続いてCPUの交換です。キーボードを外しただけでは、ヒートシンクAssyがまだ隠れてしまっているので、周囲のベゼルを取り払う必要があります。

図09.キーボードを外した状態

図09.キーボードを外した状態

裏面のネジを全て外しましたが、以前に同様のCPU交換でバラしたVaioよりはネジが少なく、レイアウトも規則的で外し忘れをしない印象です。

図10.裏面ネジマップ

図10.裏面ネジマップ

図11.ベゼルも外した状態

図11.ベゼルも外した状態

ヒートシンクAssyを外すには、左スピーカを先に外しておく必要があります。

図12.ヒートシンク付近近影

図12.ヒートシンク付近近影

CPUとGPU周辺のネジを外して、排気ファンをよじりながらヒートシンクAssyを外します。熱伝導グリスはCPU, GPU共にほぼ乾燥状態でした。

図13.ヒートシンクAssy取り外して裏返し

図13.ヒートシンクAssy取り外して裏返し

純正Core i5 540Mと交換するCore i7 640Mを比較。

図14.純正i5-540Mと交換するi7-640M

図14.純正i5-540Mと交換するi7-640M

i7 640Mは問題なくソケットにセット出来ました。CPUとGPUに熱伝導グリスを適量塗布してから、ヒートシンクAssyを取り付けます(こちらも軽くお掃除済み)。

図15.i7-640Mをソケットへ搭載

図15.i7-640Mをソケットへ搭載

ちなみにヒートシンクAssyのGPU用ブラケットに貼ってあったアルミテープがちぎれてしまったので、手持ちのアルミテープでそれっぽく新製。

図16.ヒートシンクAssy取り付け

図16.ヒートシンクAssy取り付け

図17.GPUブラケットのアルミテープ

図17.GPUブラケットのアルミテープ

 

 

BIOS更新〜ベンチマーク

CPUを交換したことで、起動時にBIOSから警告を受けます。ESCキーでそのままブートさせることが出来ますが、この警告はBIOSセットアップに入って上書きしても、リセットしても回避出来ないので地味に面倒。

図18.起動時のBIOS警告

図18.起動時のBIOS警告

調べてみると、BIOSのアップデートがあればそれを当てることでBIOSに怒られなくて済むもよう。Lenovoサポートサイトで検索してみるとやはり新しいROMが出ていたので、早速更新。これで起動時のBIOS警告は無くなりました。

図19.BIOS更新ツールで更新

図19.BIOS更新ツールで更新

図20.BIOS更新前後バージョン比較

図20.BIOS更新前後バージョン比較

BIOSに続いてOSも交換したCPUを正しく認識してくれました。

図21.Windows10もi7を認識

図21.Windows10もi7を認識

CPU交換前後のCPU-ZのCPU情報と簡易ベンチ結果はこのように(下図の上が交換前、下が交換後を示す)。

図22.CPU交換前後のCPU-Z比較

図22.CPU交換前後のCPU-Z比較

今回の作業前、RAM増強、CPU交換i7化の各フェーズにおけるCINEBENCH R20結果は次のようになりました。数値の伸びは劇的ではなく地味に少しずつ改善された感じでしょう。

図23.CINEBENCH R20結果比較

図23.CINEBENCH R20結果比較

尚、T510オンボードGPUの情報は次の通り。GPUのRAMは本体との共用で、これはRAM交換前に撮ったスクリーンショットにつき、RAMのベンダ欄がhynixになってしまっています。

図24.オンボードGPU情報(RAMは本体共用)

図24.オンボードGPU情報(RAMは本体共用)

 

 

作業終了して本記事を執筆中にT510の仕様を再確認していると、搭載可能CPUにCore i7 920XMが!。これは4コア8スレッドのちゃんとしたi7です。CPUパフォーマンス比較サイトで段違いの性能差に心ゆらぎますが、間違いなくカチカチ山。ちなみにクロック少し高いCore i7 940XMもあるのですが、以外にもパフォーマンスは920XMに劣るとか。その前にこのT510はHDDをSSDに換装するのが先になりそうです。

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