ASUS Zenfone 7 (ZS670KS)のROMの手動更新とカメラFlipの校正

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図8.カメラアングルの校正を実行

ASUS Zenfone 7 (ZS670KS)は、root化しているとOTAのシステム更新が降って来ないのは仕方のないことですが、カメラのフリップ機構の不調(メカではなくソフトっぽい)が解消するかも、との期待から手動でなんとかシステム更新してみました。ASUSの場合、ブートローダをアンロックした時に個体のシリアル番号がASUS側に記録のだそうで、以降OTAによるシステム更新が降って来ることはありません。

図1.更新前のシステム情報とOTA更新空振り

図1.更新前のシステム情報とOTA更新空振り

Stock ROM手動更新インストール

ASUSのサポートサイトより、執筆時点最新のVersion WW-29.14.53.5をダウンロードし、端末の内部ストレージ直下に配置します。

この状態で端末を再起動させると、起動時にこのシステムアップデートファイルが検出され、適用を促されるのでそのままアップデートを進めます。

図2.システムアップデートファイルの検出と適用

図2.システムアップデートファイルの検出と適用

適用が終わると再起動を促されるので、再起動後、後処理が終われば完了。システム情報もWW-29.14.53.5になっています。

図3.更新後のシステム情報

図3.更新後のシステム情報

当然のことながら、これによりunrootされたばかりか、リカバリもストックリカバリに戻ってしまっているので、以前と同じ段取りTWRPカスタムリカバリを入れ、Magisk ManagerよりMagiskのZipをダウンロードし、TWRPリカバリでこれをインストールして再root化させます。さらにMagisk Managerは少しおかしかったので、一旦アンインストールしてもう一度入れ直しました(設定は保持されます)。

図4.unroot状態でのMagisk Manager

図4.unroot状態でのMagisk Manager



尚、root化していないのにOTAが降ってこない場合の対処方法について、ASUS公式ではZenfone 7に限らず一般的に次のように解説していて、当該サービスであるFOTAServiceのストレージ削除の後に再度更新確認を、とアナウンスしています。

図5.FOTAServiceを初期化

図5.FOTAServiceを初期化

Flipカメラ機構の校正

システム更新してみましたが、懸案のカメラFlip機構の不具合は解消しませんでした。Flip開く時に何かが遮っていると誤検知して、少ししか開かないのと、少ししか開いていないのに前面カメラモードになってしまうこと(画面さかさまに)です。ちなみに手で無理やり起こすことは可能で、そこからFlipを閉じる動作はとても元気に正常作動します。

図6.カメラFlip機構不調

図6.カメラFlip機構不調

カメラアプリを初期化しても解消しないので途方に暮れていた時、たまたまFlipの校正があるのを見つけたので、早速試してみます。

「設定→拡張機能→カメラフリップ機能→カメラの収納→カメラアングルの校正」

図7.カメラアングルの校正への遷移

図7.カメラアングルの校正への遷移

図8.カメラアングルの校正を実行

図8.カメラアングルの校正を実行

校正は端末を手で縦垂直に保持したまま行います。校正が終わり設定を保存してから、カメラアプリを使ってみると、見事にFlipが正常に動作するようになりました。

このFlipの校正機能、システム設定の階層深くにこっそりいるので、なかなか見つけられません。カメラアプリの設定からアクセス出来るととてもわかりやすいのですが。

参考)OTAで供給されるシステム更新のリリース情報は、ZenTalkのここが公式な様子。

 

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