BackWPupによるWordPressのバックアップとRcloneによるNASとの同期

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Rcloneをスケジューラへ登録

RcloneでWebサーバ上のバックアップ・アーカイブをSynology NAS DS212Jへ同期転送させることが出来たので、以後、定期的に同期を取らせるために、RcloneスクリプトをNASのタスク・スケジューラへ登録しておきます。DSMのWeb画面左上のメニューよりコントロール・パネルを開きます。

図20.DSM コントロール・パネル

図20.DSM コントロール・パネル

システムに類別されるタスク・スケジューラをクリックし、新規にユーザ指定のスクリプトのタスクを作成を選びます。

図21.DSM 新規タスク作成

図21.DSM 新規タスク作成

タスクの実行時刻は、Webサーバ側のBackWPupがバックアップを確実に終えていて、かつアクセスも少ない時間帯を選びます。念の為、Rcloneはフルパスで呼び出し、-qオプションを付与してQuiet Modeで動作させています。

図22.DSM タスクを作成

図22.DSM タスクを作成

タスクの実行結果はタスクを選択した状態で、操作→実行結果で過去の履歴を確認することが出来ます。開始終了の時刻から、600MB程度のアーカイブの転送を3,4分程度で完了していることが判ります。また、今回はQuiet Modeなので何も残りませんが、デバッグ時はこれを外せばタスク実行結果にも、標準出力が記録されるはずです。

図23.DSM タスク実行結果

図23.DSM タスク実行結果

NAS上の同期先フォルダにもバックアップ・アーカイブが、Webサーバー上でアーカイブ生成時のタイムスタンプを保持したまま、正しく同期転送されていました。

図24.DSM バックアップ同期先フォルダ

図24.DSM バックアップ同期先フォルダ

 

今回、WordPressコンテンツのサイト上バックアップから、手元のNASへのセカンダリ・バックアップまでの仕組みを組んでみました。ここまで大切に保管しているアーカイブで本当にサイトを復元することは可能なのか、一度開発テスト環境を作って復元試験をしてみたいと思います。

 

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