Snap版Nextcloudの保守とSSL証明書更新

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Oracle Cloud のAlways Free枠を活用して構築したNextcloudサーバは、httpsのみの利用を前提として最後にhttp/80を閉じていました。実はこれが、 Let’s Encrypt による3ヶ月毎の SSL証明書更新 の弊害になる、とのご指摘いただき(有り難うございます!)まして、今回はその対策に当たり、 Snap 版 Nextcloud パッケージの要点を Snap の基本と共にまとめた、これは純粋な作業メモです。

Snapの基本

先ず、コンピュートインスタンスに現在インストールされている、Snapパッケージの一覧を確認してみます。インスタンスに元々入っているoracle-cloud-agentもSnapパッケージでした。

続いてSnapベースのデーモンの稼働状況を一覧表示します。

Snapでインストールされたパッケージは、 /snap/bin にシンボリックリンクが配されていて、インスタンス内では既に /snap/bin へのパスは通っています。

次に、インストールされているSnapパッケージの手動更新チェックと自動更新を確認してみると、デフォルトで4時間に一度の更新チェックがスケジューリングされていることが分かります。

 

それでは前回インストールしたSnap版Nextcouldのパッケージの詳細を確認します。

Snapパッケージの自動更新によって、最新パッケージへのアップデートが既に適用されていました。

Snapパッケージはその設定もSnapを通じて行うのが流儀らしく、Nextcloudパッケージの設定も次のようなJSON形式になっています。

 

ここまでSnapの基礎を一通りおさえてみましたが、次ページではSnap版Nextcloudに含まれるSSL証明書更新サービスを掘り下げてみます。

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