充電しなくなったポータブルファンF95Bの修理

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今ではどのご家庭にも必ず1個ぐらいはある USB充電 式の ポータブルファン 、中でもその火付け役として普及した F95B ファンを、我が家でも何年も使い続けていますが、micro USB端子を繋いでも充電しなくなってしまいました。ガバガバになってしまった端子を交換 修理 します。

F95Bファンの分解

筐体は表裏の2枚構成になっていて、上下各2本のネジを外すとすんなりと次のように割ることが出来ます(お掃除後に撮影)。

図1.F95Bファン内部全景

図1.F95Bファン内部全景

95B464GTと刻印された基板は筐体に対してネジ止めされておらず、裏側の18650バッテリホルダの端子が基板左右に開いた穴に貫通してハンダ付けすることで固定されています。

図2.95B464GT基板拡大

図2.95B464GT基板拡大

実はこの基板の型番で検索してみると、市場に出回っている製品の分解レビュー記事を多く目にすることができます。

 

micro USB 端子の交換

永年使っていると、micro USBコネクタを上下逆さまに挿そうとしたり、挿した状態で端子をこじったりと、乱暴に扱われて電子部品が壊れる前にまずここが壊れることが多いのか、コネクタを交換する同胞は他にもいらっしゃいました。

試しにmicro USBコネクタの基板側ピンに直接DC5Vを印加してみると、充電中を知らせる赤LEDが点灯するので、犯人はこのコネクタで確定です。

図3.劣化microUSBコネクタ拡大

図3.劣化microUSBコネクタ拡大

micro USBコネクタにハンダこてを当て、プリント基板のパターンを剥がしてしまわないように気をつけながら、ピンセットでコネクタを外しました(図中上)。手持ちの新品コネクタ(図中下)と比べてみても、だいぶ傷んでいることがわかります。

図4.micro USBコネクタ新旧比較

図4.micro USBコネクタ新旧比較

micro USBコネクタのハウジングから生えた脚が入る位置決め穴が基板に開いているので、その穴へ脚を差した状態で交換品をハンダ付けをするだけで位置が決まるのは助かりました。コネクタに多少無理な力が掛かっても良いように、コネクタハウジングには少し多めにハンダを盛っておきました。

図5.新品コネクタへ換装

図5.新品コネクタへ換装

筐体を閉じる前にUSBケーブルを繋ぎ、正常に充電開始されることを確認してから、組み立てました。

図6.充電確認

図6.充電確認

図7.修理を終えたF95ファン

図7.修理を終えたF95ファン

 

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