ASUS Zenfone 8 Flip (ZS672KS)買いました

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図05.ZS670KS vs ZS672KS

買ってから1年も満たないうちに前回、海水に没した Zenfone 7(ZS670KS)に代わり、シリーズ後継である ASUS Zenfone 8 Flip  ( ZS672KS )を泣く泣く買いました。今回は開封と Zenfone 7からの簡単な乗り換えインプレッションを。

ハードウェア

Zenfone 8 シリーズでは、従来のフリップカメラのあるモデル(Zenfone 8 Flip)と、通常のスマートフォン同様に本体前後にそれぞれ固定カメラユニットを配したモデル(Zenfone 8)がラインナップされており、今回購入したのはフリップ付モデル(ZS670KS、8GB+128GB)です。Zenfone 7の時と同じ量販店で購入し、今回のサービス品はモバイルバッテリとinfinityのワイヤレスヘッドフォンでした。

図01.購入物構成

図01.購入物構成

開箱して確認した中身は本体の他に、とチャージャーとType-Cケーブル、保証書の他に黒い純正カバーでした(Zenfone 7の時は黑以外に透明カバーも同梱)。

図02.本体内容物構成

図02.本体内容物構成

図03.本体背面

図03.本体背面

香港UKプラグ仕様の付属のチャージャーは、5〜20Vの最大30Wまでの高速充電対応しています。

図04.30Wチャージャー

図04.30Wチャージャー

文鎮化したZenfone 7(下図左)と並べてみても、見た目は全く同じ外観です。

図05.ZS670KS vs ZS672KS

図05.ZS670KS vs ZS672KS

物理的な基本諸元もZenfone 7とほぼ同じで、内蔵されているハードウェア構成で諸元表から見つけることの出来る相違点は以下のみ(凡例: Zenfone 7Zenfone 8 Flip)。

  • CPU:Snapdragon 865 → 888
  • WiFi:WiFi6 → WiFi6E
  • 指紋認証:電源ボタン → 液晶

使っていてはっきりと差異を認識したのは、液晶内蔵になった指紋認証の認識率の鈍さ。指紋状態の個人差にもよりますが、電源ボタンに内蔵されていたZenfone 7の頃の方がレスポンスは良かった印象です(主に中指を使用)。液晶に内蔵する場合、通常誰しも親指を登録しようとしますが、Zenfone 7の頃も親指では失敗することが多かったので、経年劣化により親指の指紋が崩壊しているのかもしれません。

Zenfone 8の謳い文句にIP65/IP68防水とありますが、これはフリップ機構のないZenfone 8 (ZS590KS)に限った話のようで、今回購入したZenfone 8 Flip (ZS672KS)は従来通り防塵・防水には非対応なようです。

 

ソフトウェア

Zenfone 7でも既にAndroid 11へのアップデートが配信されていましたが、未だ適用していなかったので、自分にとってはこのZenfone 8 Flipが初めてのAndroid 11デバイスということになります。初回起動後、システム更新が2回行われて次のような状態になりました。

図06.システム情報

図06.システム情報

日本を含む世界各地の認証に対応していました。

図07.各国認証対応状況

図07.各国認証対応状況

 カメラ機能

それでは本機の特徴である、フリップカメラの機能を簡単に紹介します。カメラアプリは次のようになっていて、Zenfone 7の頃と同じですね。画面右中ほどにあるのは、フリップの角度を簡単に変えられるクイックアングルの呼び出しアイコン。

図08.カメラアプリ画面

図08.カメラアプリ画面

カメラ映像下部に並ぶ三角アイコンをタップすることで、デフォルト標準1.0xに対して、左の広角0.6x、右の光学ズーム3.0xを切り替えることができ、その画素数やおおよそのファイルサイズと撮影例は次のようになります(フィアルサイズは被写体に大きく依存するのであくまで目安程度)。

  • 0.6x Wide   4,032×3,024px  約4.0MB
  • 1.0x Std    4,576×3,432px  約5.5MB
  • 3.0x Zoom   3,264×2,448px  約2.3MB
図09.広角・標準・ズームの比較

図09.広角・標準・ズームの比較

光学とはいえ、ズームはかなりザラザラなのでどうしても必要な場合に使う程度でしょう。対して広角はかなり被写体に近寄っての接写が可能になるので、私は基板などの細かなブツ撮りによく使います。

特に本機種に限らず最近は使える機種が多くなったHDRモードですが、その仕組み上どうしても動きの速い被写体を撮影すると、このようにブレてしまいます。デフォルトでHDRはオートになっているので普段はオフにしておき、必要な時に明示的に有効にするよう心掛けています。

図10.HDRオートのまま流し撮りした例

図10.HDRオートのまま流し撮りした例

その他、カメラアプリの設定画面は以下の通りです。フリップカメラならではの項目としては、フリップ対応ケースに関する項目があることでしょう。ライノシールドとあるのは、ASUSと共同開発のRHINOSHIELDのSolidSuitのことで、背面のカメラカバーが開閉するギミックがあるようです。なお、フリップ機能の校正はここには無いので、システムの設定から拡張機能へ辿る必要があります。

図11.カメラアプリ設定項目

図11.カメラアプリ設定項目

 

以上、Zenfone 7からZenfone 8 Flipへの乗り換えレビューでした。次回は恒例のroot化に挑みます。

 

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