Android広告ブロックアプリ AdAway と DNS66

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AdAway(root / 非root)

root型(要root)とVPN型(非root)、2つのブロック手法をどちらでも選択可能なAdAway、公式サイトはありますがダウンロードはDNS66同様に公式GitHubページF-Droidから。

アプリをインストールする前にまず、Magiskを開いてSystemless Hostsモジュールをインストール、有効にする必要があります(デバイスは以前Magiskでroot取得している、ASUS Zenfone 8 Flip (ZS-672KS)を使用)。デバイスの再起動後、ダウンロードしたAdAwayのapkファイルをインストールします(執筆当時最新はv5.8.0)。

図05.Systemless HostsモジュールとAdAwayインストール

図05.Systemless HostsモジュールとAdAwayインストール

AdAwayアプリを立ち上げるとまず、サポートされる2つのブロック手法のどちらにするか聞かれるので、「Root based ad blocking」をタップ。続いて出て来るポップアップで特権を許可して初期設定は完了です。

図06.AdAway 初期設定ウィザード

図06.AdAway 初期設定ウィザード

これで特にいじることなくブロックが有効になっているのを前述のMX Playerなど、普段使っているアプリで確認したのですが、LINEのメッセージで送られたURLをタップして開こうとすると、アプリ内ブラウザで次のような警告「This Connection Is Not Private」で開けなってしまいました。

図07.LINE アプリ内ブラウザでの弊害

図07.LINE アプリ内ブラウザでの弊害

警告メッセージの下に表示されるドメインはその都度異なるので、これをひたすらAdAwayの許可リストに列記して回避してみようとも思うのですが、ブロックした上に抜け穴開けている矛盾を痛感して断念。

ちなみにAdAwayアプリ下にある丸ボタンを押すと、下図右のように一時的に無効とすることが出来るので、この状態でアプリ内ブラウザからURLを開けば警告に邪魔されることもありません。

図08.AdAway 許可リストと無効化ボタン

図08.AdAway 許可リストと無効化ボタン

AdAwayのRoot based ad blockerの設定ウィンドウには、ローカルWebサーバの項目があり、自己署名証明書をインストールすることが出来ます。アプリがcrtファイルをDownloadsフォルダに生成するのですが、ここから実際のインストールはAndroidのシステム設定から行う必要があるようです。

図09.AdAway 自己署名証明書インストール

図09.AdAway 自己署名証明書インストール

セキュリティと画面ロックの下方より、「暗号化と認証情報 → 証明書のインストール → CA証明書」と進みます。

図10.Android セキュリティ設定

図10.Android セキュリティ設定

そして警告に屈せず「インストール」をタップして、先ほど生成したcrtファイルを選択すればCA証明書のインストールは完了です。

図11.Android CA証明書インストール

図11.Android CA証明書インストール

その後一応デバイスを再起動して再びアプリ内ブラウザを試しますが、警告が消えることはありませんでした。これは仕組み上仕方のないことですが、DNS66のようなアプリ単位での有効化機能が無いのが残念ですね。

 

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