VMware ESXiホストIBM x3650 M3サーバのCPU交換増設

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VMware ESXi ホストとして使っている Xeon E5506シングルCPUの IBM x3650 M3 サーバへ、別の機体から Xeon E5620 CPUなどを移植、増設しました。

ESXiホスト x3650 M3 (7945-I4H)

社内メインストリームから外れて運用しているVMware ESXi ホストサーバに使っているのが、このIBM x3650 M3 (7945-I4H)です。

図01.ESXiホストハードウェア

図01.ESXiホストハードウェア

3年前にサーバルームの余剰品から急ごしらえで組んだので、CPUはHTの無い4コアのXeon E5506がシングル、RAMは32GBと言う構成でした。

図02.x3650 M3 7945-I4Hの内部

図02.x3650 M3 7945-I4Hの内部

今後このホストに載せる仮想マシンが増えそうなことから、せめてデュアルCPUとクアッドポート・イーサネット・アダプタで増強します。

 

ドナーマシンも x3650 M3 (7945-I7T)

部品取りに使うのは、こちらもx3650 M3 (7945-17T)です。

図03.x3650 M3 7945-I7Tの内部

図03.x3650 M3 7945-I7Tの内部

いっそこのままこちらをESXiホストにした方が良いのですが、RAID設定などに費やされる時間を考えると、パーツ単位で移植してしまうのが手っ取り早そう。

搭載されていたCPUは、HTのある4C8TのXeon E5620が2個でした。これらに載せ替えることで論理コア4倍化が見込めます(CPU比較サイトのページはこちら)。

図04.Xeon E5620

図04.Xeon E5620

CPUの他、DDR3 RAMや冗長化電源、クアッドポート・イーサネット・アダプタを取り出しました。

図05.移植するパーツたち

図05.移植するパーツたち

CPUなどを移植して増強

移植といっても、外した部品をひたすら組むだけで工具すら不要。CPUはサーマルグリスを適量塗ってからヒートシンクを被せました。

図06.7945-I4Hへ移植完了

図06.7945-I4Hへ移植完了

早速電源投入し、BIOSでCPUとRAMが正しく認識されていることを確認します。

図07.BIOS System Summary

図07.BIOS System Summary

プロセッサの詳細を開くと、Xeon E5620が2基いるのが分かります。

図08.BIOS Processor Detail

図08.BIOS Processor Detail

増強後のESXiホスト

VMware ESXiも無事に起動し、CPUの論理プロセッサ個数が16に増え、RAMは40GBになりました。

図09.増強後のESXiホスト

図09.増強後のESXiホスト

仮想スイッチの設定では、オンボードの2口に加え、今回増設した4口のギガビットポートを全て束ねることで、クローニング処理も速くなってくれることでしょう。

図10.仮想スイッチの設定

図10.仮想スイッチの設定

 

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