MOSFETによるI2Cスレーブ機器への電流供給制御 (3) 量産型設計編

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図5.ESP-12Eへ基板搭載表裏

前回、 ESP8266 を採用したブレッドボード版環境センサステーションに MOSFET を組み込みました。今回はこの環境センサステーションを ユニバーサル基板 に移植してコンパクトにしてみます。

ブレッドボード上で試作

まずは、これまでにブレッドボード上に組んだ環境センサステーションの回路図を起こします。

図1.ブレッドボード回路図(MOSFET制御無)

図1.ブレッドボード回路図(MOSFET制御無)

図2.ブレッドボード回路図(MOSFET制御有)

図2.ブレッドボード回路図(MOSFET制御有)

ユニバーサル基板で再現

これをユニバーサル基板に載せ直すのですが、出来るだけコンパクトにしたいので、使用するピンも出来るだけ近くに集め、MOSFET(AO3400N)と0603サイズのチップ抵抗は基板へ直付けとします。

図3.ユニバーサル基板回路図

図3.ユニバーサル基板回路図

実際に試作

完成した基板がこちら。ゲート抵抗は小さくする意味がないので、チップではなく通常の抵抗としました。

図4.基板単体表裏

図4.基板単体表裏

ESP-12Eに搭載するとこのように。ESP-12Eをひっくり返し、四隅のネジ穴にM2.5*10mmの樹脂スペーサを立てて足にしています。そして上を向いたピンヘッダに向かって、今回の基板を挿せば組み立ては終わりです。

図5.ESP-12Eへ基板搭載表裏

図5.ESP-12Eへ基板搭載表裏

従来のブレッドボード版と比べると、格段に小さくなりました。また、安物ブレッドボードに付き物の接触不良からも解消され信頼性も向上することから、現在あちこちで稼働中の環境ステーションを、全てこのユニバーサル基板へ切り替えてゆく予定です。

また今後はESP-12Eではなく、ESP-01Sを使った同機能の環境ステーションの開発にも取り組みたいと思います。

図6.ブレッドボード版との比較

図6.ブレッドボード版との比較


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