Ubuntu 18.04のシステムディスクをclonezillaで入れ替え

投稿者: | 2020年9月24日

SandyBridgeな頃のi7搭載ThinkCentreにUbuntuを入れて長いこと使っていますが、ディスクアクセスに挙動を持っていかれるのが不満。いずれSSD化するにせよ、その前に手持ちのHDDでもうちょっと速くならないか、

まず現在の構成を確認します。

Lenovo ThinkCentre Edge 91 (1855G3B)

純正HDDは既に退役、適当なHDDにUbuntuを入れて使い続け、さらにそれもセクタ不良で交換し、現在使っているのが、Seagate Barracuda 7200.10 500GB ST3500630AS (SATA-II / 3.0Gb/s) です。SMART情報は以下の通りです。

現在の転送速度が気になったので、いくつかコマンドを試して確認します。

SATA-Iの転送速度しか出ていないことが判明。SATA-III対応HDDを探すと共に、ケーブルもSATA DVDドライブに使われているような細いものではない、丈夫そうなケーブルに替えてみます。一応、読取りのみながらベンチマークも交換後の比較参照用に計測しました(下図左よりドライブ全体, ルートパーティション, /homeパーティション)。

図01.Barracuda 7200.10 読取りベンチマーク結果

図01.Barracuda 7200.10 読取りベンチマーク結果

 

Barracuda 7200.12 500GB へ交換

見付けたのはBarracuda 7200.12 500TB ST3500418ASでした。7200.12シリーズでもST3500418ASはSATA-II対応止まりですが、それでも現状よりは余程速いはず。早速両ディスクをPCに搭載しますが、その前に記念撮影。左のBarracuda 7200.10に対し、7200.12はかなり薄く軽くなっていました。

図02.Barracuda 7200.10 vs 7200.12

図02.Barracuda 7200.10 vs 7200.12

以前、Lenovo Thinkpad T510にWindows 10をインストールする際に試したVentoyに、clonezilla Live ISO (ubuntuベース)を入れて起動してみますが、今回は問題なく起動しました。

図03.Ventoy起動ISO選択画面

図03.Ventoy起動ISO選択画面

キーボード設定画面の後、「Start Clonezilla」を選択して次の機能選択画面を得ます。今回はディスクからディスクへの直接データ転送なので、ここで「device-device」を選びます。

図04.Clonezilla機能選択画面

図04.Clonezilla機能選択画面

Expertモードを選択してオプションを選択可能にします。

図05.Beginner or Expert選択画面

図05.Beginner or Expert選択画面

ディスク単位かパーティション単位かを選ぶ画面、「disk_to_local_disk」を選び次へ。

図06.Disk or Part選択画面

図06.Disk or Part選択画面

転送元・先を注意して選択します。ドライブレターに頼らず、モデル・シリアル番号で確認するのが確実。

図07.Source Destination選択画面

図07.Source Destination選択画面

そしてキモのオプション画面。今回はクローニング元・先共に同一メーカーの500GBですが、モデルが異なるので細かいサイズまで同じとも限らないので、柔軟にパーティショニングしてもらう必要があります。

図08.オプション選択画面

図08.オプション選択画面

クローニング前に転送元にfsck掛けるかどうかは適宜判断を。

図09.fsck要否選択画面

図09.fsck要否選択画面

今回のディスクは起動用なので、転送元のパーティションテーブルをコピーして使います(これがデフォルト)。

図10.パーティションテーブル処理選択画面

図10.パーティションテーブル処理選択画面

終了後の振る舞いを選択してOKの後、Enterを押すとクローニングが始まります。

図11.終了後の処理選択画面

図11.終了後の処理選択画面

転送先のディスクが新品ではなく以前何かに使ったことがあったため、上書き警告が出ますが、Yesで突き進みます。

図12.上書き警告画面

図12.上書き警告画面

1つ目のルートパーティションは使用量が少ないので数分で終わりました。

図13.ルートパーティション転送中

図13.ルートパーティション転送中

2つ目のhomeパーティションはこの容量で40分程度掛かりました。

図14.homeパーティション転送中

図14.homeパーティション転送中

転送が終わるとパーティションの調整や、ブートローダの処理やUUIDのコピー作業へ。fstabのマウント設定をドライブレターではなくUUIDで指定してるので、これは有り難い機能。

図15.Post Transfer処理画面

図15.Post Transfer処理画面

終了後シャットダウンさせて、クローンしたBarracuda 7200.12のみにして起動してみてびっくり。赤字で警告です。セクタ再配置が大量発生しているのでこれは間違いなく死の前兆。

図16.ディスク警告

図16.ディスク警告

図17.Reallocated Sector Countが故障判定

図17.Reallocated Sector Countが故障判定

結局このディスクは分解破壊の上、廃棄処分することにしましたが、その前に簡易読取りベンチマークの結果を参考までに載せておきます。

図18.Barracuda 7200.12 読取りベンチマーク結果(参考)

図18.Barracuda 7200.12 読取りベンチマーク結果(参考)

 

Barracuda 7200.14 1TB へ交換

次に見付けたのは比較的新しいBarracuda 7200.14 ST1000DM003で、これは文句なくSATA-III対応、ちょっとシステム用ディスクに使うには容量大きすぎてもったいないのですが。

図19.Barracuda 7200.10 vs 7200.14

図19.Barracuda 7200.10 vs 7200.14

搭載する前に調べていた時に、このディスクには新しいファームウェアが出ているようなので、クローニング前にアップデートしたいところ。幸い、メーカーサイトにファームウェア更新プログラムのISOイメージ版が配布されていたので、これをVentoyに放り込んで起動してみます。

図20.Ventoy上でBarracuda更新ISOを選択

図20.Ventoy上でBarracuda更新ISOを選択

そもそもVentoy起動時に何も考えずにUEFI起動にしていると、Barracuda更新ISOを選択して進もうとした時に次のようなエラー画面で詰みます。

図21.レガシーBIOS起動を促すエラー画面

図21.レガシーBIOS起動を促すエラー画面

Lenovo系のPCで起動方法を一時的に変えるには、起動時にF11連打でこの画面を出し、Legacy起動を選択します。

図22.ThinkCentre Startup Device Menu

図22.ThinkCentre Startup Device Menu

これで再びVentoyからファーム更新ISOを選択し、無事にファームウェア更新させることが出来ました。

図23.Seaflash Firmware Updates遷移

図23.Seaflash Firmware Updates遷移

その後、Clonezillaを使って全く同じ要領で1時間程度でクローニングは完了、クローンしたディスクからの起動も問題無いので、晴れて読取りベンチマークを取り、システムディスクとして使用開始しました。

図24.Barracuda 7200.14 SMART属性

図24.Barracuda 7200.14 SMART属性

図25.Barracuda 7200.14 読取りベンチマーク結果

図25.Barracuda 7200.14 読取りベンチマーク結果

懸案であった高い負荷を掛けた際のディスクアクセスも軽快になりました。システムディスクが変わっても基本的にこれまで通りに使えますが、TeamViewerはHDDのシリアル番号か何か、個体に一意なIDを保持しているらしく、ログインし直しの際に、メールでのデバイス再認証が必要でした。

 

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