pfSense設定バックアップの自動化

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以前、同じ FreeBSD 系のFreeNAS(現TrueNAS)で、同じような 設定ファイル の バックアップ 自動化 を実現しましたが、 pfSense でもほぼ同じ要領で 設定ファイル バックアップ の 自動化 が可能です。もう何年も使って来たこの仕組みを社内における pfSense 退役を前に、まとめておきます。

設定ファイルへのパス

FreeNASでは /data  に設定ファイルが有りましたが、pfSenseでは /conf  にxml形式で収納されています。

同じ場所にある backup  と言うサブディレクトリが気になったので覗いてみると、過去30世代分の設定ファイルが保存されていました。設定を変更したりするとここへ変更前の設定がバックアップされるので、もしもの際の巻き戻しにも使えそうです。

 

バックアップスクリプト

予め公開鍵を渡してある別のNASへscpコマンドで設定ファイルをコピーするだけの簡単なスクリプトですが、実は複数台のpfSenseが稼働しているため、そのいずれにも使えるようにホストネームを取得して、保存先のサブディレクトリを振り分けるのに使用しています。

ちなみにバックアップ先に使うのは、こちらの記事で登場したAlt-Fが載ったD-Link DNS-323 NASです。

 

cronスケジューラ設定

バックアップスクリプトを適当な場所に配置したら、pfSenseのWebUIでメニューを Services → Cron と進み、cronスケジューラを開きます。

図1.Cron Schedules

図1.Cron Schedules

+Addボタンを押して新しいタスクを以下の要領で登録します。

図2.Cron Edit New Schedule

図2.Cron Edit New Schedule

保存先を確認

保存先のNASには次のように、ホストネーム毎のサブフォルダ内に保存されていました。

小さなファイルとは言え、放っておくと無限に増え続けるので、以前作ったfile rotateの仕組みを使って、直近30個を保持するよう、NAS側にタスクを設定しています。

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