Raspberry Pi 4 で Windows 11 Insider Preview を起動

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UUPからarm版Windows 11 ISOを取得

前回と同じくUUP dumpからWindows 11 Insider PreviewインストールISO生成のためのスクリプトパッケージを入手します。今回はアーキテクチャarm64のビルドを選択します。

図17.UUP dump Seach known builds

図17.UUP dump Seach known builds

言語は日本語を選択して次へ。

図18.UUP dump Choose Language

図18.UUP dump Choose Language

エディションはデフォルトで入ったチェックそのまま残して次へ。

図19.UUP dump Choose Edition

図19.UUP dump Choose Edition

今回もUbuntu 18.04母艦でスクリプトを実行するため、最終確認のConversion Optionsでは、Windows converter onlyでチェックの入っている項目を全て外しました。

図20.UUP dump Summary selection

図20.UUP dump Summary selection

ダウンロードしたZipファイルを解凍し、Linux向けスクリプトに実行権限を付与したら、早速実行します。

1時間程度でダウンロードからISO生成が終わりました。

 

Windows on Raspberry Imagerで起動用SSDをセットアップ

M.2 SSDへWindows 11 Insider Preview をセットアップするためのツールが、このWindows on Raspberry Imager(以下WoRと表記)です。こちらからZipをダウンロードして、Windows母艦上で展開します。フォルダの中にある「WoR.exe」を起動する前に、プロパティで実行許可を付与します。

図21.WoR 実行ファイルに許可を付与

図21.WoR 実行ファイルに許可を付与

WoRは日本語もサポートされていて、上部のタブが左から右へ進む遷移も工程がわかりやすく作られています。

図22.WoR ようこそ

図22.WoR ようこそ

デバイス選択で、インストール先のドライブとRaspberry Piの種類を指定します。ドライブ選択では、母艦自身のWindowsシステムドライブ(Disk0)には警告アイコンが立っていて、誤選択回避が図られています。

図23.WoR デバイス選択

図23.WoR デバイス選択

デバイスの種類でRaspberry Pi 4系を選択すると、ブートローダーに関する警告アドバイスが表示されますが、これまでの作業の中で既に最新にしてあるので、そのまま進みます。

図24.WoR ブートローダーに関する警告

図24.WoR ブートローダーに関する警告

次のイメージ選択では、UUP dumpのスクリプトが生成したWindows 11 Insider PreviewのISOファイルを指定します(予めWindows母艦にコピーしておきます)。WoRがISOを読み込むと、指定可能なエディションがリストアップされるので、Professional版を選択します(Core版は主に組み込み機器向けのGUIを持たないエディションです)。

図25.WoR イメージ選択

図25.WoR イメージ選択

ドライバの選択では、「最新パッケージをダウンロード」を選びます。選択の際に一部のドライバに関する約款が表示サれるので、同意して次に進みます。

図26.WoR ドライバ選択

図26.WoR ドライバ選択

図27.WoR ドライバ選択時の約款

図27.WoR ドライバ選択時の約款

UFIファームウェアの選択もドライバ同様、「最新ファームウェアをダウンロード」を選択して次に進みます。

図28.WoR UEFIファーム選択

図28.WoR UEFIファーム選択

続く設定ではインストールオプションや拡張設定が行えますが、デフォルトのままで進みます。

図29.WoR 設定

図29.WoR 設定



実行前の概要確認で問題が無ければ、いよいよインストールです。

図30.WoR インストール概要

図30.WoR インストール概要

環境にもよりますが、インストールは10分強で完了しました。

図31.WoR インストール完了

図31.WoR インストール完了

セットアップの終わったM.2 SSDディスクをMMCコンソールで確認してみると、Windows領域がSSD容量一杯まで拡張されているので、基本的なセットアップも済んでいるように見えます。

図32.ディスクの管理で確認

図32.ディスクの管理で確認

 

Raspberry Pi 4 で Windows 11 Insider Preview を起動」への1件のフィードバック

  1. あのん

    USB2の最大速度は60MB/s、現実的には30MB/sくらいなので、それ超えてる時点でUSB3.0以上確定です。

    なのに他のPCのUSB3より遅いことや、インストールしたWindowsが遅いのは、CPUやその周辺チップが遅いのが原因です。
    USB3.0の最大速度だと処理が追いつかず減速してます。

    といっても、組み込み機器として考えたらかなり優秀ですね
    Coreエディション選んで、券売機や広告再生機とか作ると良さそう。

    返信

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