昨年買ったばかりのASUS Zenfone 8 Flip ZS672KSの入院に伴い、コロナ禍の外出やWFHテレワークに欠かせないスマホのピンチヒッターとして、急遽、近所の量販店でモデル末期の 小米 Xiaomi 11T Pro ( 2107113SG )を買いました。
内容物概要
近所の家電量販店の店頭では、小米 Xiaomi 12の販売直前で予約受付中でしたが、コロナ禍で今使うスマートフォンを買いに来たので、モデル末期で在庫処分中の小米 Xiaomi 11T Pro 5G (12GB+256GB)をHKD3,999で購入。
液晶保護フィルムは既に装着されている状態で、箱の中には本体の他に透明ソフトビニールケース、Type-Cケーブルと今までの付属品とは違って明らかに重くてずっしりした120Wチャージャー入っていました。更に購入特典として、同社のMi 360° Home Security Camera 2K Proも(市価HKD3xx程度)。
システム概要
購入時にはまだMIUI12(Android11)だったので、セットアップの前にまずは最新のMIUIへの更新を済ませました。
今回香港で購入したこの機体はグローバルモデルなので、Felica搭載の日本版とは別仕様、従って端末認証情報の中にも日本の技適マークは有りません。
コントロールセンタのスタイル
ステータスバーをプルダウンさせると出てくるコントロールセンタのデザインがAndroid12で大きく変わりました。これがどうしても好きになれなかったので、設定を 通知とコントロールセンタ→コントロールセンタのスタイル と辿り、「古いバージョン」を選んで従来のデザインに戻しました。
開発者向けオプションの有効化
開発者向けオプションを表示させるには、設定のデバイス情報にあるMIUIバージョンを5回連打する必要があります。
連打後、 設定→追加設定 の下端に開発者向けプションという項目が出現します。
画面端付近のタップが無視されやすい
触り始めてから気になったのは、主に液晶端付近をタップしても無視されることが多いという現象。液晶パネルの性能や質にもよるのですが、上述の追加設定の中に「エッジでの誤タッチを無視」という見慣れない項目を見つけました。
デフォルトは「自動(推奨)」が選択されていたので、これを「小さなエリア」に変更したところ、無視されなくなった気がします(おそらく)。
Geekbench結果
Geekbench 5をインストールして、Snapdragon888搭載の本機がどの程度の速さなのか計測してみました。
その結果はまずCPUベンチマークでは、Singleで三星Galaxy S20程度、Multiでは同S21 Ultra 5Gを上回る結果に。一方、ComputeベンチマークではGalaxy Note20 Ultraの後塵を拝する結果となりました。
ほか、CPU-Zの取得情報も参考までに掲載しておきます。
ウィジェットのタップが一部無効になってしまう
MIUI特有なのかAndroid12によるものなのか切り分けられていませんが、以前より愛用していたウィジェットをセットアップしてみると、ウィジェット上のボタンを押して設定画面やグラフ、その他割当てられた機能のウィンドウを表示させる機能が無視されることに気づきました(下図赤○印)。
もちろんウィジェットそのものの情報更新は正常に機能している他、リフレッシュボタンをタップすると情報が手動更新されるので、全てのボタン機能が死んでいると言う訳でも無さそう(同緑○印)。
本件にについて調べていたところ、こちらのフォーラムに同様の現象が報告されており、そのレスの中に解決法が提示いました(それもまたMIUI機での例とのこと。GreatTnx!!)。
設定→アプリ→アプリを管理 から個々のウィジェットアプリのアプリ情報ウィンドウを開き、その中にある「その他の権限」をタップして、次の項目が赤い✘印で拒否になっているのを許可にします。
- バックグラウンドで実行中にポップアップウィンドウを表示する
(英語表記:Display pop-up windows while running in the background)
ウィジェット以外にも、ホーム画面上に作ったアプリアイコンを長押しすると展開される、機能メニューの一部を押しても無視される現象に遭遇したら、この権限項目を疑ってみると良いかもしれません。
カメラは流し撮りでフォーカスが定まらない
これまでに使っていたZenfoneシリーズやそれ以前のHuawei Mate 9でも、カメラアプリに追跡フォーカスの機能が用意されていて、動く被写体にもしっかりフォーカスを合わせて撮影することができるので、これを利用した流し撮りを楽しんでいました。
本機にも設定にはそれらしき「モーションキャプチャ」という項目が用意されいるので、有効にした上で流し撮りに挑戦するも、移動している被写体に合わせて動かしている間は、シャッターボタンを押してもフォーカスが決まらず、動きを止めないと撮影できませんでした。
結局、流し撮りはプロモードでフォーカスをほぼ最遠固定とし、シャッタースピードを遅めにして撮るようにしています。
その他、スーパーマクロモードは、細かい電子部品の確認や撮影に役立ちそうです(ASUS Zenfoneシリーズはこうした撮影時に被写体に近づくと、フォーカスが合わないのが不満でした)。
本機のウリでもある108MPモードは「もっと見る」から選択して有効にする必要があるので、買ってしばらくはその存在に気づかず。
試しに撮影してみると、画像サイズ12,000×9,000pxでファイルサイズも20MB近くになることから、ギャラリーアプリでの閲覧も少し重く感じるので、あまり実用的には思えませんでした。
以上、自身にとっては小米 Xiaomi Mi 4以来となる小米スマートフォンの簡単なレビューでした。