自動ソープディスペンサーのモータ交換修理

投稿者: | 2022年12月3日

コロナ禍の毎日の手洗いに我が家でも欠かせない、手をかざすだけでハンドソープが泡状になって出てくる ソープディスペンサー が、ある日突然動かなくなってしまったので、中を分解して モータ を 交換 修理 しました。

基板を確認

市販の消毒ハンドソープを本体下部ボトルにいれておき、上部のノズル部に手をかざすと泡状になったハンドソープが出て来るこのディンスペンサーがある日突然、手をかざしてもうんともすんとも言わなくなってしまいました。

ただ、USB端子からの内蔵バッテリ充電や、かざした手を検知するセンサには問題がないので、モータへ電力を供給する駆動系か、モータそのものにトラブルの原因がありそうです。

まずボトルを外して本体のみとしたら、本体下部のネジを外して、モータポンプと18650バッテリを取り除いて基板を確認してみます(下図中の白い2つのコネクタは左がモータ行き、右がバッテリ行きで、右端は充電用USB Type-C端子)。

図01.基板底面視

図01.基板底面視

試しに吹き出し口に手をかざすとモータ行きコネクタに電圧が掛かるので、駆動系には問題は無さそうです。

 

モータポンプを取り出す

一方で取り外したモータポンプの端子抵抗値を確認すると無限大のままなことから、モータコイルの焼き切れて動かなくなったようです(下図中の矢印は液体の流れる方向を示す)。

図02.モータポンプユニット

図02.モータポンプユニット

モータポンプを分解

モータポンプユニットは、上部の3本の長いネジで組付けられています。

図03.ポンプユニット上面視

図03.ポンプユニット上面視

中の3つの弁をモータのクランクが次々に開閉させることで泡を発生させているようです。

図04.ポンプヘッド内部

図04.ポンプヘッド内部

青いハウジングとモータは、両者を繋ぐ2本のネジを外せば分離可能。

図05.クランクハウジング内部

図05.クランクハウジング内部

これでようやくモータ単体になりました。

図06.モータ単体へ分解

図06.モータ単体へ分解

交換用モータの調達

取り外したモータの側面には次のような打刻を見ることができました。

RF 320C-19158
3.7V 210611

図07.取り外したモータ

図07.取り外したモータ

この型番では同じ製品を見つけることはできなかったので、外寸などの情報から互換性のありそうな310モータを淘寶で調達しました(送料別RMB1.42)。

図08.購入した310モータ

図08.購入した310モータ

JRC2418045と打刻のあるこのモータの諸元は次の通りです。

  • ハウジング径 : 24.4mm
  • ハウジング長 : 19mm
  • シャフト径 : 2.0mm
  • シャフト飛び出し長 : 5.6mm

実際、淘寶の商品ページの購入者レビューに、小米のハンドソープディスペンサーのモータ交換に使えた、とあったのでこれで間違い無さそう。

シャフトが飛び出している前部に開いている穴も同じです(下図左が購入した310モータ)。

図09.モータ前部比較

図09.モータ前部比較

反対側の端子を確認すると、リード線が側面から直接生えている壊れたモータ(下図右)にも、その名残りがあるのがわかります。

図10.モータ後部比較

図10.モータ後部比較

側面視では、実は新しい310モータの方が1mmほど長くなっています。

図11.モータ側面比較

図11.モータ側面比較

新しいモータを組付け

壊れたモータからリード線を切り取り、新しいモータへハンダ付けの後、熱伸縮チューブで絶縁処理しました。そしてポンプユニットを分解とは逆の手順で組み付けたら、基板へ配線だけ接続してポンプの吸い込み・吐き出し方向が合っているか確認します。

図12.結線とポンプの再組付け

図12.結線とポンプの再組付け

本体底面にモータポンプユニットと18650バッテリを挿したら、これを本体へ挿入しつつ、コネクタや配管を中で繋ぎ直すのですが、さすがにそれは無理でした。

図13.本体底面からの組付け困難

図13.本体底面からの組付け困難

硬くハマっている上部の蓋を中からこじって、なんとか開けることができました。なお、基板上のモータ行コネクタの極性表記が裏側とは逆になっていてびっくりしましたが、こちら側の表記は誤りです。

図14.上部蓋の取り外し

図14.上部蓋の取り外し

上から内部の結線、配管は簡単に終わりました。

図15.上部から結線・配管

図15.上部から結線・配管

底面ネジ穴の防水シールを元通りに貼って完成です。

図16.本体底面のネジ穴

図16.本体底面のネジ穴

ハンドソープを入れたボトルを挿して手をかざすと、再び泡状のハンドソープが出てくるようになりました。

図17.ハンドソープディスペンサー

図17.ハンドソープディスペンサー

 

 

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