Intel NUC8i7BEHへKubuntu 22.04インストール後の初期設定

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中古の Intel NUC8i7BEH へ Kubuntu 22.04 デスクトップをインストール。その後の初期設定でインストールしたアプリの作業記録をまとめました。

Intel NUC8i7BEHにKubuntu 22.04.3をインストール

普段使いのデスクトップPCにしようと、以前から整備してきた中古のIntel NUC8i7BEH(関連記事はこちら)へようやく、Kubuntu 22.04.3デスクトップをインストールしました。

図1.Kubuntu 22.04 システムについて

図1.Kubuntu 22.04 システムについて

セットアップはデスクトップとは言え、ブラウザなど最小限のアプリのインストールにとどめておいたので、ここから必要なアプリを入れて普段使いのPCに仕上げたいと思います。

その手順は以前、Ubuntu 18.04から22.04へアップグレードした際の作業をまとめた、こちらの記事に準じています。

 

FirefoxをSnap版からPPA版へ

Firefoxはいつもの通り、既存のSnap版を抜いてから公式PPAを追加しました。

図2.Snap版Firefox

図2.Snap版Firefox



PPAを追加しただけでは、まだSnap版のダミーパッケージが優先されてしまいます。

そこで、追加したPPAの優先順位を高めるために、以下の設定ファイルを新規作成します。

再び確認すると、PPA版が見えるようになったのでインストール。

図3.PPA版Firefox

図3.PPA版Firefox

LibreOfficeをPPAからインストール

ミニマルデスクトップでセットアップしたので、オフィス系アプリは未インストール。ただし、ここで普通にインストールしようすると少し古いLibreOffice 7.3系が入ってしまいます。

後から思うと、ここでバックポートを有効にすれば良かったとも思うのですが、これまで通りに公式レポジトリを登録してLibreOffice 7.5系をインストールしました。

 

digiKamをバックポートからインストール

digiKamはKDE系の画像管理ソフトで、以前よりデジカメで撮影した画像のexif情報編集に愛用しています。

KDE系のKubuntuなら、何もせずともパッケージマネージャから最新版を入れることが出来るはず、と期待するもここでもSnap版が幅を利かせていました。

最新版はバックポートで利用可能のようなので、ここでようやくバックポートレポジトリを登録します。

バックポートを有効にしたことで他の多くのパッケージに更新が適用され、その後、digiKam現行版をインストールしました。

図4.digiKamバージョン情報

図4.digiKamバージョン情報

GIMPをインストール

画像加工ソフトの定番GIMPは、パッケージマネージャから入れてもSnap版も、バージョンは同じようです。

素直にパッケージマネージャからインストールしました。

 

Chrome PPA追加してインストール

Chromeブラウザをインストールするにはまず、公式レポジトリの公開鍵を保存します。

そして、次のレポジトリファイルをroot権限で新規作成します。

パッケージマネージャで更新の上、Chromeをインストールします。

 

Remmina PPA追加してインストール

RemminaはGNOME系のリモートデスクトップアプリです。KDE系にはKRDCという同様のアプリがあるのですが、今までRemminaを使ってきた設定(接続先情報など)をそのまま引き継ぎたかったので、Kubuntuになっても引き続き使うことにしました。

これもそのままパッケージマネージャから入れようとすると、Snap版より少し古くなってしまう模様。

Remmina公式PPAを登録してパッケージリストを更新すると、Snap版には及びませんが少し新しいバージョンが入れられそうです。

そのままパッケージマネージャからインストール。

図5.Remminaバージョン情報

図5.Remminaバージョン情報

Remminaの設定ファイルは、 ~/.local/share/remmina/ に収められているので、新しいPCへの設定の引き継ぎをネットワーク越しに行うのであれば、scpを以下のように実行すると便利です。

 

SMPlayer PPA追加してインストール

メディアプレーヤーはミニマルデスクトップ構成でもVLCが入っていましたが、使い慣れたSMPlayerをインストールします。

このソフトも公式レポジトリを追加しないと、Snap版同等のバージョンを入れることができません。

付随パッケージと共にSMPlayerをインストール。

図6.SMPlayerバージョン情報

図6.SMPlayerバージョン情報

Elisa Music Playerをインストール

音楽プレーヤは長らくGNOME定番のRhythmboxを使ってきましたが、特に思い入れもないので、KDE系のElisa Music Playerへ乗り換えることにします。

ただ、レポジトリが存在せず、Snap版よりは古いバージョンにはなりますが、パッケージマネージャからインストールしました。

図7.Elisaバージョン情報

図7.Elisaバージョン情報

デフォルトPythonをPython3にする

最後によく使うであろうPythonの状況をターミナルから確認してみると、Python3は入っているがデフォルトのPythonが設定されていない様子。

調べた結果、python-is-python3パッケージをインストールして解決しました。

 

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