ESP Easyを焼いたESP8266と4連MAX7219マトリックスLEDで作る電光掲示板

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MAX7219 搭載8×8マトリックス LED を4つ連結したモジュールを ESP8266 ESP-12E へSPI接続。一からプログラミングせずに、ESP Easyの MAX7219 プラグインを使って、WiFi操作が可能な 電光掲示板 を作りました。

MAX7219 8×8マトリックスLED

今回ふとしたことからスマート電光掲示板が必要になったので、手持ちのESP-12Eと8×8マトリックスLEDで作ることにしました。

図01.ESP-12EとマトリックスLED

図01.ESP-12EとマトリックスLED

8×8マトリックスLEDは一般的なMAX7219搭載のこのようなモジュール。LEDと基板はピンヘッダで繋がっています。

図02.MAX7219 8x8LEDモジュール

図02.MAX7219 8x8LEDモジュール

これから部品調達するのであれば、4つ繋がった状態のモジュールが手間も価格もリーズナブルなはずですが、今回はバラのモジュールをハンダ付けで連結しました。

図03.マトリックスLEDの連結

図03.マトリックスLEDの連結

このモジュールとESP-12EはSPI接続する必要があり、その結線は下図の通り。

図04.ESP-12EとのSPI接続図

図04.ESP-12EとのSPI接続図

実際には、マトリックスLED四隅のネジ穴ピッチの一部がESP-12Eとたまたま同じだったこともあり、4連マトリックスLEDの背面にESP-12Eを樹脂ネジで固定。ケースを自作するほどでもないので、そのままアセテートテープで背面を覆うように養生しました。

図05.結線後の背面養生処理

図05.結線後の背面養生処理

MAX7219プラグインのあるESP Easyバイナリは?

ESP EasyでマトリックスLEDを初めて使うので、プラグインページでMAX7219対応プラグインが収録されているバイナリを確認します。

Status: DISPLAY とあるので、ESP Easy のGitHubページでダウンロードしたmega版圧縮ファイルの中から、該当するバイナリファイルを取り出します。

ESP Easyの100を超えるプラグインがどのバイナリに入っているのかは、こちらのプラグイン一覧ページでも確認することができます。

 

ESP8266 ESP-12EにESP Easyを書き込み

ESP-12EをUbuntu 18.04母艦にUSB接続したら、Espressif社のGitHubから以前クローニングした esptool.py を使って書き込むのですが、まずその前に疎通確認と念の為、既存のフラッシュを削除処理します。

続いてESP Easyバイナリを書き込みます。

 

シリアルコンソールからWiFi接続指示

書き込みが正常に終了したらESP-12E上の RST ボタンを押してデバイス再起動、その様子をそのままシリアルターミナルで母艦から確認します。

初回は接続すべきWiFi情報が無いので、ESP Easy自身がAPになってクライアントからの接続を待ち受けます。

ESP Easyにはさまざまなコマンドが用意されており、シリアルターミナル経由でも利用可能なので、今回はこれを利用してWiFiの設定を済ませようと思います。

必要なコマンドは次の3つ。

  • wifissid    : 接続先SSID名設定
  • wifikey     : 接続先パスフレーズ設定
  • wificonnect : 設定したWiFi情報を元に接続処理

APモードのESP Easyへ接続してWiFi設定するよりも、簡単に済ませることができました。

 

次ページでは、ESP EasyのWebUIを開いて、MAX7219マトリックスLEDの表示設定へと進みます。

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