WebUIで管理可能な小規模のファイル共有システムを構築したく、TrueNAS CORE 13をProxmox VE 8上に仮想マシンとして作成しました。
仮想マシンとしてのTrueNAS CORE
以前、物理サーバとして導入していたこともあるFreeNAS(関連記事はこちら)の流れを汲むのが、TrueNAS CORE。
開発陣に紆余曲折いろいろあったようですが、最近は平穏に開発は進んでいるようです。
ネットで目にする導入例はいずれも物理サーバとして構築する例ばかりなのですが、一応、公式にも仮想マシンへのインストールも可能、とは言っていました。
今回構築したいのは小規模なSMBファイル共有サーバなので、わざわざ物理マシン1基占有するまでもなく、身軽な仮想マシンを選択した次第。公式の言葉を頼りに、仮想マシンを作成します。
Proxmox VE 8 仮想マシン作成
TrueNAS 公式サイトからダウンロードしたTrueNAS CORE 13のインストールISOを、Proxmox VEノードのlocalストレージ、 ISO Images 項へアップロード。
VM作成ウィザードでは、 OS 項でアップロードしたISOファイルを光学ドライブイメージに指定、 System 項ではFirmwareを取り敢えずUEFIにはせず、デフォルトのBIOSのままにしておきました。
その他の仮想ハードウェア構成は次の通り。CPUモデルはデフォルトで x86-64-v2-AES なのですが、ライブマイグレーション時に失敗するのが分かっているのでAES無しに。RAMはTrueNASの推奨8GBを下回る4GB、ストレージはシステム格納分のみの20GBをまずは作成。
それから、NICは何となく vmxnet3 にしてしまいましたが、デフォルトの VirtIO のままでもハイパフォーマンスは期待できるはず。
TrueNAS CORE 13 インストール
作成した仮想マシンを起動し、そのコンソールでブートしたインストーラ画面を確認。以降の作業を進めます。
インストールを選択後、TrueNAS推奨RAM要件を下回る構成に警告を受けますが、そのまま進めることができます。
インストールウィザード中に聞かれるのはとても少なく、インストール先ディスクの指定とrootパスワードの設定程度。
最後にブートタイプを聞かれ、UEFIにも対応していることが分かったので、そちらを選択。仮想マシンはBIOSブートで作成していたので、後ほど変更が必要です。
インストーラの完走後、仮想マシンのハードウェア構成にあるBIOS項を編集、 SeaBIOS から OVMF (UEFI) へ変更して再起動します。
TrueNAS CORE ネットワーク設定
無事にTrueNAS COREが立ち上がり、仮想マシンのコンソールでpfSenseやFreeNASで見慣れたセットアップメニューが現れます。
ネットワーク上にDHCPが有ればデフォルトではIPアドレスを自動取得しますが、このネットワークには存在しないのでセットアップメニューの 1) 4) 6) を順次実行して、静的IPベースのネットワークを設定しました。
TrueNAS CORE SSHとSNMPの設定
ネットワークの疎通が叶ったので、ここからはブラウザからWebUIベースで設定を進めます。
まず、 Services 項でSSHの鉛筆アイコンをクリックして設定ページへ入り、rootログインを有効にします。
続いてSNMPは適当なコミュニティ名を設定しました。
サービス一覧でSNMPは自動起動を有効にするも、SSHは自動起動に頼らず必要な時に手動で動かすつもりです。
TrueNAS CORE ストレージ追加
TrueNASを一旦シャットダウンさせ、仮想マシンの Hardware 項でファイル共有用のHDDを新規作成します。
TrueNAS起動後、WebUIの Storage → Disks 項に追加したディスク da1 が現れています。
このディスクにプールを設定したいので、 Pools 項へ移動し、 ADD をクリック。
Pool Managerが開くとデフォルトでは一意なシリアル番号を持たないディスクは表示されないので、表示するチェックボックスにチェックを入れ、
現れたディスクを選択して、 VDEV に追加します。
プール名を入力し、ディスク1本では冗長性に難あり非推奨、との警告を承諾の後、 CREATE ボタンを押してプールを作成します。
Pools項に作成したプールが現れ、Disks項にも追加したディスクにPoolが紐付けられました。
この先、SMBファイル共有の設定への続きは、話が長くなりそうなので、また別の記事にまとめます。

























